吸血鬼ドラキュラ (講談社文庫 き 17-24)
吸血鬼ドラキュラ (講談社文庫 き 17-24) / 感想・レビュー
セウテス
かなり現代風の翻訳で、スピード感もあり読みやすいです。ドラキュラ伯爵がクリストファー・リーに見えます。活躍するとは言えませんが十分に力強く年齢より若く見える、ヘンシング博士もイメージに近くなりました。どうも間の抜けた行動に思われた表現などは、的確に書き直されていて躍動感があり親しみ易い。謎のアメリカ人キンシー・モリスは一番原作から変化した人物であり、彼の存在がただのホラー作品ではないと言わせていると思います。解説を読み、レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」が本作に影響を与えたと知り、是非とも読みたいと思います。
2015/10/18
ちえ
ニンニクと十字架が吸血鬼避けになり、夜は棺で眠る。昼間、心臓に杭を打つことで滅ぼすことが出来る等は知っていたけれど、ドラキュラは未読、映画も観ていない。こういう話だったのね。そして原作を読んでいるつもりで(何だか、文章が今風、翻訳のせいかな?)と思っていたら、菊地秀行氏の再構成だったとは。残念、原作は500ページを超える大作とのこと、気になるけれど、うーん読めるかなぁ。
2023/09/04
作楽
原書未読。Dがいないと怖いですね・・・吸血鬼。教授もそんなに活躍しないし。でも、読みやすかったかな。
2014/07/25
りんふぁ
原作より、エンターテイメント性が高く読みやすい。再読だったか(笑)
2018/11/16
樹999
良くも悪くも、あくまで「菊地秀行」の「吸血鬼ドラキュラ」。大昔にDシリーズを一部読んだが、やっぱり似たような雰囲気。違いは主な舞台が辺境じゃないことくらいかな…。この方の文体だと女性と美形はやっぱり魅力的。娯楽小説としてはそこそこ楽しめた。
2012/05/08
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