夢の工房 (講談社文庫 し 42-12)
夢の工房 (講談社文庫 し 42-12) / 感想・レビュー
Tetchy
全体を通して真保氏は物事に対して、寧ろ消極的なスタンスなのだが、妙に拘りが強いところがあり、そこは決して譲らない人物だという印象が残った。私はまだ真保作品を3作しか読んでいないが、それらに共通するのは確かな取材力に裏付けされた専門的な知識をふんだんに散りばめた内容とミステリ愛は感じるものの、主人公の事件への関与の不自然さとどこかステレオタイプなヒロイン像でリアルな背景の中に作り物めいた登場人物が浮いた形で物語の中を泳いでいる印象だ。それでも今後もフォローし続け、私なりの真保作品評を築いていくことにしよう。
2020/08/13
YJ
エッセイと書下ろし小説とインタビューともりもりですね。小説への強い拘りを感じました。
2015/05/23
み
う〜ん、この作家さんがむっちゃ真面目な方なことが分かったが、エッセイでこれほど読み疲れた作品はあったかしら(^_^;)途中から斜め読みしちゃいました。
2014/08/22
ミカママ
名前を見ただけで、つい本を買ってしまう数少ない作家さん。初期から中期のものは全部読んでいる。なかでもやっぱり好きなのは一番最初に読んだ「ホワイトアウト」かな。彼がエッセイを出していたとは!意外な一面を知ることができました。
2012/03/12
hati
まさかのエッセイ集。短編の小説もあったけど。でもそれなりに楽しめました。
2010/07/20
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