天を衝く(3) (講談社文庫 た 43-42)
天を衝く(3) (講談社文庫 た 43-42) / 感想・レビュー
てつ
感動のあまり言葉がない。秀吉という化物に対してすべてを計算づくで、信念をもって対峙した男。作者の想いも十分伝わる。最後は涙が出た。もともと秀吉は好きではない。好きな武将にまた一人英傑が加わった。
2021/01/17
kawa
九戸党ら5000名のこもる九戸城、攻める秀吉・東北連合軍は10万人。籠城戦の迫力と鮮やかさに持っていかれ一気読み、感無量の全3巻読了1800頁。そう言えば安部龍太郎著「冬を待つ城」に魅せられて、九戸城を訪ねていたことを途中で思い出した。「冬~」も再々読して比較しなければ。
2020/08/02
財布にジャック
遂に東北3部作が幕を閉じた。3部作の中では「天を衝く」は軽快で読みやすく、この巻は特に戦術や戦略が次から次に繰り出されて、本当に楽しめる最後に相応しい内容でした。作者のあとがきに「ことさらに涙を誘うような粉飾や、恨み言はおれには似合わない。」と政実に言われたような気がするという文章があるのですが、そのせいか涙なしでは読めないものの、読後感が何故か爽やかなんです!何と言っても圧倒的なキャラクターの九戸政実のペースにのまれて、あっという間のラストでした。
2010/07/23
三代目けんこと
この男に、惚れた。『のぼうの城』よりも好き。
てつ
再読です。 何度読んでも非の打ち所のない傑作。人生の岐路に立ったらまた読むのだろう。
2023/06/10
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