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満水子 上 (講談社文庫 た 54-11)

満水子 上 (講談社文庫 た 54-11)

満水子 上 (講談社文庫 た 54-11)

作家
高樹のぶ子
出版社
講談社
発売日
2004-11-01
ISBN
9784062749213
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満水子 上 (講談社文庫 た 54-11) / 感想・レビュー

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キムチ

満水子という名前の出来すぎにぞっとしないでもない・・ほどにこの女性の神秘性、ダムの底に沈んた村のミステリアスな情景が浮かぶ。清張サスペンスとは一色異なる 恋愛の残酷さが自然の怜悧な風景にあやなされた作品というか。女が読んだためか主人公の男の立場の方へ関心が行き、満水子の過去を追い求めて奔流の渦に埋没した感が・・はぁ、下巻へ

2012/06/12

June

水ばかりを描く画家、満水子。昼間の奔放さと暗闇の中でのか弱さ、謎めいた彼女のルーツを探るような展開に惹きつけられる。男性目線で進むストーリーに男性の心理が覗けるかもと期待を持つ。満水子は捕まえようとすると逃げていくようで、彼女の気持ちは掴めない。男性目線では入り込めないだろうと思っていたのに、いつの間にか切なくて苦しい。郡上八幡の水中花火が見てみたい。音とともに水底から盛り上がる渦、光。水底に沈んでいる誰にも見られたくない秘密?ダムに沈む村、家を火葬する燃える炎、満水子の抱える闇は何なのか?下巻へ。

2016/11/21

mj

どういった読み手を想定されて書かれたのでしょう。とくに想定されていないのかな。個人的な直観としては、男性が念頭にはないように感じました。どこにも到達しない冗長さがよかったです。いや、まだ下巻を読んでいない。どこにも到達しないどころか、この冗長さも、意表を衝く結末へむけての布石かもしれませんですね。楽しみです。

2016/10/06

マリン

やっと読み終えた!満水子という謎に包まれた女にどっぷりはまってしまった男。男女ってものは、好きな相手のことを全て知りたがる習性があるのかなー。分からなければ分からないほど、手に入りそうで入らないもどかしさが突拍子もない行動を起こす火種になるのか。ラストの吉田泉との喧嘩が面白かった。下巻でどうなることやら。

2015/05/14

うさっぴ

中日新聞連載時に読んでいた「満水子 1996」。ふと思い出し、懐かしくなりました。最初は面白かった。謎めいている満水子。上下巻は長く感じる。途中からぱらぱらと流し読み。

2023/04/26

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