上り坂下り坂 (講談社文庫 あ 74-5)
上り坂下り坂 (講談社文庫 あ 74-5) / 感想・レビュー
てくてく
幸田露伴と同居していたこともあり、江戸末期から戦後に至るまでの昔ながらの感性を保持している人だと思う。木々や日常に関するまなざしがとても素敵なので、手元に置いてなんどか繰り返し読みたいと思う。<おすすめ>
2015/06/13
うにこ。
視野が低いよね、この人。 ああ、良い意味で言ってるんですけども。 道端の草とか、そういう細かなところに視線を合わせられるという意味で。 何気ないものを見て喜べる人というんですか。 その視点が心地良いんですが、同時に、時々入る急に読者に視線を向けたような文章があざとくも感じられる。 うーん、微妙な感じ。 とりあえず、薄味のエッセイですとだけ。
2005/12/18
あ げ こ
言葉で切り取った日常と思い出の随所より、おっとりと温かい作者の人柄が伝わる随筆集。年がくれた嬉しい贈り物、この一言が何よりも残る。年を重ねる事の中にも喜びを見出す姿勢。自分もそう在りたいと切に思う。幸田文がそうであったように青木玉もまた、物事を見詰める眼差しは優しく、時に美しく時に厳しい様相を見せる自然との接し方は慎ましく謙虚である。とても好ましい。
2013/08/04
コホン
何年か前に読んでいた本を気づかないままに再購入して再読。読んだ記憶がない・・・。嫌いじゃないのに。それがショック。 お母様の文さんともども、きれいな日本語の文章が好き。ということで、刺激され、青山ブックセンターで文さんの本を見つけて購入。
2012/03/15
gurisan
★★☆☆☆
2009/07/10
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