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北京原人の日 (講談社文庫 く 56-1)

北京原人の日 (講談社文庫 く 56-1)

北京原人の日 (講談社文庫 く 56-1)

作家
鯨統一郎
出版社
講談社
発売日
2005-04-01
ISBN
9784062750141
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北京原人の日 (講談社文庫 く 56-1) / 感想・レビュー

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とも

★★★★北京原人の化石が日中戦争中に紛失したのは有名な話で、いま見られるのはレプリカ。その紛失の謎が現代の殺人事件と相り、どんどんと枝葉が付き、最後は日本敗戦の理由にまで飛躍する。が、鯨の論理は大したもので、相変わらず・・・「あるかも」。とにかく、一興の価値ある作品で、単に読み物としてだけでも楽しめる1冊。

2016/06/21

はらぺこ

ページ数のわりに読み終えるのに時間は掛からなかった。 最初は横柄な態度や言葉遣いの悪い登場人物が多くて読むのが嫌やった。太田黒に嫌われてる岩間には嫌悪感は無く、どちらかといえば好感。 『北京原人の化石失踪事件』『下山事件』『山下財宝』どれも名前しか知らんかったから深く考えずに楽しめた。ただ、バレたらヤバイ部分だけ処分する方法が有った気がするねんけどなぁ。

2010/12/05

coco夏ko10角

前に『富士山大噴火』読んでこちらに。達也とさゆりの出会いや最初の頃ってこんな感じだったのね。銀座の空から軍服の老人が墜落死した謎、そこからの歴史ミステリー。もしかしたら、のひとつとして面白い。

2017/12/26

TheWho

「邪馬台国はどこですか?」等のハチャメチャで報復絶頂な歴史解釈で異彩を誇る著者が、太平洋戦争前後の近現代史の謎に挑むシリアスな歴史ミステリー。軍服姿の老人の落下死体と現場に落ちていた石が、北京原人の化石であったと云う事件に巻き込まれたカメラマンと女性雑誌記者を主人公に、大戦末期に行方不明となった北京原人の化石の謎を追跡する過程で、下山事件や山下奉文大将の財宝、そして大戦時の陰謀が絡み殺人事件の真相を解明していく。戦中戦後の謎に新解釈?で敗戦の陰謀迄を解き明かす仮想歴史ミステリーを堪能出来る一冊です。

2016/06/04

LUNE MER

タイトルとイラストからは全く予期できなかったくらいガッツリとした歴史ロマンミステリー・秘伝説。とある事件をきっかけに開戦直前に行方不明となった北京原人の化石(史実)にまつわる謎に巻き込まれることとなる主人公たちを描くが、第二次世界大戦に関する流れも、要因も含めて外観することができ、普通に歴史の蘊蓄も得られる。鯨統一郎特有のとんでもない仮説度合いも控えめ?な印象で、ノンフィクションとまでは思わなくとも荒唐無稽とまでは思えない絶妙なバランスの歴史秘話が披露され、鯨統一郎っぽくない気もするけど鯨統一郎な本。

2019/11/13

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