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化粧(下) (講談社文庫)

化粧(下) (講談社文庫)

化粧(下) (講談社文庫)

作家
渡辺淳一
出版社
講談社
発売日
2005-03-16
ISBN
9784062750356
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化粧(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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カーミン

3人の美人姉妹たちのそれぞれの女性目線から描かれています。男性が女性目線から書くのは難しいと思いますが、それでもそれぞれの心中まで鮮やかに描かれているトコロ、さすが渡辺さんだと思いました。

2014/11/25

yasumiha

上下巻1,200ページもの長編だが、久々に渡辺淳一氏を読んだ。物語は、昭和の古き良き時代を背景に、京都高台寺近くの老舗料亭「蔦乃屋」の三姉妹を中心に展開する。全編にわたり心安らぐ京言葉や、昔ながらのしきたり、京都の四季折々が美しく描写されており、満足のいく一冊である。京都原谷の桜の場面は、谷崎潤一郎氏の「細雪」に通じるところがあるが、谷崎氏と同様、渡辺氏は女性の美しさと、日本の伝統美の描きが素晴らしい。

2023/10/04

栗どら

渡辺淳一作品では一番好き。男女の恋愛だけを描いたのではなく、三姉妹それぞれの生き方が面白い。

2014/06/25

きのこの日

三者三様の運命をいきる三姉妹のお話。雲の階段を読んだときにも思ったのだけど、著者の女性に対する畏怖のようなものを感じる。女性ってどこまでも女性ですよね。どう時代が変わったとしたも、女性の人生は男性の人生とは違う。逆も当然だけど、なんだかそんなことを強く思った。女性が一人迷わず生きていくのは難しいのだ。それでも女性は果てしなく強い。

2023/08/15

hin

京都の老舗料亭の3人娘の2年間。3人が京都弁で紡ぐそれぞれの恋愛物語は雅な京都の風景や美しい着物の色表現と相まって、全編に和の趣が美しく描かれてる。女性の性が三者三様に紡ぎ出される様は男の自分でも疑似体験出来る。京都に旅行に行ったことがあるので、情景が心に刺さった

2018/04/29

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