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冬の旅人 下 (講談社文庫 み 11-12)

冬の旅人 下 (講談社文庫 み 11-12)

冬の旅人 下 (講談社文庫 み 11-12)

作家
皆川博子
出版社
講談社
発売日
2005-04-01
ISBN
9784062750592
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冬の旅人 下 (講談社文庫 み 11-12) / 感想・レビュー

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びっぐすとん

停電ですることがないので、今回に備えて買った超明るいランタン&懐中電灯で読む。うーん、相変わらず波に乗れない。ロシア革命の辺りから少し面白くなったけど、結局この人は人生をかけて何がやりたかったのかな?花乃はその後どうなったの?主人公が入れ込んでた白痴の美少年は?ラスプーチンも怪僧というよりイッちゃってるおじさんという感じだし。どの登場人物も描ききれてないような、どの話も中途半端な感じがした。最近の作品に比べると物足りない。

2019/10/13

マツユキ

絵を学ぶため、ロシアに渡った環は、少女から中年の女性へと。絵に関しては中途半端だし、ロシアの政治や信仰も他人事なんですが、その分、環が何を見たか、何を選んだかという事に惹きつけられました。まさかロマノフ王朝とこんなふうに繋がるとは…。あっさりしているようで、強烈な作品でした。面白かった。

2024/02/15

秋良

読み応えはあるものの、結局、何かになるわけでもなく、最も納得のいく絵を描きあげるでもなくで、まあ人生そんなもんかもしれないけど。無理にロマノフ王室に絡めないで、芸術一本に絞って話が進んだ方が良かったような気もする。

2016/10/11

rodinnk

主人公の年代が30代に突入したせいか、下巻は時の流れが上巻よりもはるかに早い。画への衝動をこれまでとは違う形で表現し、それがやがてニコライ一族と繋がるきっかけを生む。あの「火の鳥」の絵本は実在するのだろうか。是非出会ってみたい。最後は史実と分かっていてもあまりに耐えがたい結末だけれど、長いトンネルを抜けたかのような主人公の心情も、この結末が故。ロシア史をもっと知りたくなる、壮大で苛酷な旅だった。

2015/03/19

rinakko

素晴らしい読み応え(再読)。

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