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新装版 市塵(上) (講談社文庫 ふ 2-16)

新装版 市塵(上) (講談社文庫 ふ 2-16)

新装版 市塵(上) (講談社文庫 ふ 2-16)

作家
藤沢周平
出版社
講談社
発売日
2005-05-13
ISBN
9784062750752
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新装版 市塵(上) (講談社文庫 ふ 2-16) / 感想・レビュー

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ふじさん

浪人生活していた新井白石は儒者木下順庵の力添えで甲府藩に仕官することになる。綱吉の死後、六代将軍となった甲府藩主の家宣と共に、幕府の経営に関わることになる。家宣の強い信頼を得て、武家諸法度や南蛮人の取り調べ等、和漢の学に精通し、儒学を超えた知識を力に幕政改革に関わることになる。旧来の慣習に囚われる勢力からは、強い反発も受けるが家宣と重臣間部詮房の強い支えを得て、次々と難題を解決に導いて行く。偉大な人物を人間的に描いた力作で、儒学者・政治家としての新井白石の業績を改めて知ることが出来た。    

2022/10/26

Book & Travel

江戸中期、六代将軍家宣のもとで正徳の治を進めた儒学者・新井白石を描いた歴史小説。筆者の実在の人物を元にした小説は、「蝉しぐれ」のような創作の時代小説に比べると読み易くはない印象がある。本作も人物や役の異動、贈答品等の詳細が記録小説のように書かれ読むのが大変な所もある。だが読み進むうちに、日常の淡々とした描写から白石が等身大に感じられ、苦労の中で究めた学識の深さから次第に重用されていく展開に、いつの間にか浸り込んでいた。白石の行く末は何となくは知っているが、それだけにどう描かれていくのか下巻も楽しみだ。

2018/01/15

kei302

海坂藩城下町 第8回読書の集い「冬」◇新井白石の生涯を、学者の側面からよりも、幕府の政策に関わった重要人物として描かれた、藤沢作品には珍しい(たぶん)歴史小説の色合いが濃い。学者さんだった? 政策の作成をしたり、外交を任されたりと時の将軍から信頼されていたようだ。朝鮮通史の部分が助長過ぎと思って読んだが、下巻への伏線だった。敵も多いし身体も弱いし、下巻が心配。

2023/01/16

けぴ

新井白石を描く。藤沢周平作品は意外とノンフィクションは少ないのでどんなものかと思ったが、司馬遼太郎というより吉村昭風の史実にきっちり沿った描き方。お腹が弱いところが人間味ある。下巻へ!

2021/11/23

ach¡

上巻終わった時点で…白石さんて誰ですか?えっ苗字じゃないのっ!ハクセキ…て、何それ?誰それ?今の今までシロイシって読んでたわよwで何やった人よ?まだわからんよ。そーゆーレベルよ。だから周平先生の歴史モノはむつかしーよー。私みたいな歴史音痴にゃー苦行レベルよー。でも周平LOVEだから読んじゃう♡がんばって読んじゃう♡好きな先生の教科は一生懸命がんばれちゃうアレと一緒❤︎(=´∀`)あー本当私って健気〜いたいけ〜色んな意味で痛い気〜。で白石さんて一体何やった人よ?全然知らんがな。下巻読むしかないっつー事だわ

2016/07/17

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