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マレー鉄道の謎 (講談社文庫 あ 58-12)

マレー鉄道の謎 (講談社文庫 あ 58-12)

マレー鉄道の謎 (講談社文庫 あ 58-12)

作家
有栖川有栖
鷹城宏
出版社
講談社
発売日
2005-05-13
ISBN
9784062750776
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マレー鉄道の謎 (講談社文庫 あ 58-12) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

第56回日本推理作家協会賞受賞作。やっぱり有栖川氏はとてもロマンチストだと改めて再認識したほど、ドラマティック且つロマンティックなミステリだ。「ダリ」「朱色」「学生アリス」などの長編で特に顕著だが、人が人を思う気持ちや守りたい思い、赦せない思いが交錯する人間模様が、何とも言えない刹那と悲哀に満ちている。それは犯人を始め全ての登場人物たちに愛着を持って執筆するという氏の思いがそう感じさせるのかもしれない。引き金となった事件や犯人については中盤で検討がついたが、真相に至る経緯は相変わらず見事だった。傑作。

2015/01/07

nobby

作家アリス12作目にして国名⑥いやぁ素晴らしき大作長編♬今までのシリーズと違って舞台は本当にマレーシア!大学時代の旧友の招きによる数日間の旅行中というタイムリミットある設定が絶妙。相変わらず三十四歳の男の二人連れの仲睦まじさを堪能(笑)あと何時間と帰国が近づくに連れ玉突き状態で不可解な事柄が次々と迫り来る展開が絶品!異国語でされる会話の中で『✕✕✕✕(聴き取り不能)』など頻回に描いて笑わせながら、そこにまんまと重大を潜ませているのに脱帽!暴かれた悪者の真実も、実はきちんと最初から匂わされているのも上手い!

2021/08/19

納間田 圭

主人公と相棒役とのコンビで…難問解決するシリーズ物ミステリー。今回は表題の通り…マレーシアへの旅行中に巻き込まれた。密室殺人事件が2人の目の前で起きた。ガムテープで完全目貼りされた頑丈なトレーラーハウスの室内から…死体が見つかった。彼ら2人の”ボケツッコミ”もハサミながら話しが進む…進む。行き詰まりタイムリミットが近づき慌てる2人が…視点を代えてみて○○に気付く。(ネタバレ)…「アイ・ドント・ミス・ア・トリック」の本当意味は、「トリックが無くても私は淋しくない」とかではなく…「私はお見通しだ」ということ

2022/07/11

yu

Kindleにて読了。 マレーシアが舞台。火村先生と有栖川さんが、大学時代のお友達のもとへ旅行へ。その先で巻き込まれた殺人事件。 なんとなく、結末が読めたけど、安定して読めるシリーズ。まだ若かりし頃の二人のお話しということで、ちょっとほほえましくも思えた。

2016/05/22

ダイ@2019.11.2~一時休止

作家アリスその12&国名その6。海外旅行先で起こった事件に挑む。観光案内っぽい部分がやや多く、蛍ウオッチングなんかがイイ感じで面白かった。

2013/10/18

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