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永遠の不服従のために (講談社文庫 へ 6-2)

永遠の不服従のために (講談社文庫 へ 6-2)

永遠の不服従のために (講談社文庫 へ 6-2)

作家
辺見庸
出版社
講談社
発売日
2005-05-01
ISBN
9784062750851
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永遠の不服従のために (講談社文庫 へ 6-2) / 感想・レビュー

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D.Okada

「戦争、テロ、強者への服従—醜悪で野蛮な世界をもたらしたものの正体は何か。ブッシュとコイズミの本質を暴き、ジャーナリズムの堕落を面罵、この国の暗部を照射する」闘いの書。鋭い考察による偽善の看破。権力、体制批判。マスコミ関係者はこれを読んでどう思うだろうか。

2010/09/29

tsubomi

2013.08.29-09.01:09.11後にアメリカが自国の‘正義’の名のもとにアフガニスタンやイラクに対して武力行使をし、小泉内閣時代の日本がそのアメリカに盲目的に従順に自衛隊を派遣することに賛成した時期に書かれた文章でした。かなり歯に衣着せぬ言い方をしている人なので読んで立腹する人もいると思うし、好き嫌いは分かれるでしょうが、私は彼の言わんとしていることや指摘していることには納得しました。「まつろわぬ者」でいることの自由を日本国は奪っているという彼の想いの根源は東北出身者故かもしれません。

2013/09/01

hatohebi

「辺見庸は、極限に至る想像力で現実と拮抗し、客観的事象を無機物のように並列して見せる現実の本質を暴く」と、同様に政治と想像力の作家である金石範は解説で書く。本書が単なる正論や時論で終わっていないのは、時々刻々と移り変わる世情の中にある等身大の作者も書き込まれているからだ。個人の意志ではどうしようもない動きと、そこへの加担を拒みながら動かされていく自分。外界と自己とのきしみや共犯性を捉えようと苦慮した結果が、卓抜なイメージを生み文学となる。それにしても9・11下の小泉・安倍の動きがここまで現在に重なるとは。

2015/08/23

カネコ

2011/06/08

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