分冊文庫版 魍魎の匣(中) (講談社文庫 き 39-104)
分冊文庫版 魍魎の匣(中) (講談社文庫 き 39-104) / 感想・レビュー
mocha
榎木津礼二郎やっと登場!つい映画をググってしまい、阿部寛で読んでしまう。京極堂=堤真一はちょっと私のイメージとは違うかな。事件の全容がほぼ見えたようにも思えるが、まだ下巻がある。ここからどんな展開になるんだろう。上巻よりもスピードアップして一気読みだった。
2020/08/06
りょうこ
ざっくりとしか覚えてなかったので新鮮に再読できました!木場修!なかなかいい感じです!榎木津も好き!この勢いで下巻ですね!
2015/01/16
セウテス
加菜子がベッドから消え去り、助手の須崎は研究所の外で遺体でみつかった。行方不明の雨宮は指名手配され、木崎刑事は謹慎の処分が下された。そして探偵榎木津の処には、増岡が柴田財閥の代理人として、加菜子の行方を探して欲しいと依頼に現れた。ここにきて彼らは、それぞれが手にした情報を持って、京極堂のもとへと集まった。京極堂は誘拐事件の裏に隠された財閥との関係、宗教団体とバラバラ殺人事件に真犯人を説明します。全体像がハッキリと見えてきたのか、まだ裏が在るのか。頼子と思われる腕が見つかる中、物語を下巻に繋ぐのは絶妙です。
2014/11/02
さら
起承転結で言えば承、または転かなぁ。バラバラ事件、加菜子の自殺未遂事件又は殺人未遂事件について少しずつ明らかになってきています。榎木津の登場によって軽妙さが加わって飽きずに読めます。彼らの会話に笑ってしまいました。事件は京極堂が言うように気の進まないイヤなことが明らかになっていくのでしょうけれど、下巻を読むのが楽しみです。
2017/09/15
えみ
心の暗闇、欲望の切れ端、保身の燃え止し。魍魎が筥に蠢き、少女を襲うは奇奇怪怪。関係者たちが集めた情報を聞き思って、京極堂がただ一人辿り着いた事件の本質。彼のその重たい口から絞るように何もかもが語られたとき、明るさ暗さが蛇の目を灰汁で洗ったようになるであろう。箱から出たバラバラにされた手足、見つからぬ胴体の一部と顔。何処に?美少女が転落した際に目撃された手袋をした黒衣の男。誰?嫌悪感を抱かせるその小説を残した怪しい文士。一体何をしたのか?霧に覆われた薄ぼんやりとした視界が徐々に開けていく『魍魎の匣』中巻。
2020/12/05
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