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グレイヴディッガー (講談社文庫 た 94-2)

グレイヴディッガー (講談社文庫 た 94-2)

グレイヴディッガー (講談社文庫 た 94-2)

作家
高野和明
出版社
講談社
発売日
2005-06-15
ISBN
9784062751209
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グレイヴディッガー (講談社文庫 た 94-2) / 感想・レビュー

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青乃108号

これは凄いぞ。突如現れたグレイブディッガーなる殺戮者が次々と標的を始末してゆく中、何故か謎の組織に追われる八神。彼は骨髄移植の提供者としてドナーの元に行かねばならぬのに、逃げ逃げて逃げまくる。移植手術に間に合うのか?謎の組織の目的は?グレイブディッガーの正体は?謎が謎を呼び、物語はツイストに次ぐツイスト、展開はスピーディーに、尚且つ見せ場はてんこ盛りの大盤振る舞いだ!そしてグレイブディッガーが、八神が、謎の組織が一つの線で結ばれた時、炙り出されるのは国家権力の闇。黒幕、ラストに登場。やっちまえ!いや凄い。

2023/09/05

三代目 びあだいまおう

再読!記憶には抜群の疾走感と面白かったことのみ。私の記憶に微塵の誤りもなかった!小説界のウサイン・ボルト!途切れなき爆走は類をみない!薄汚い悪事を重ねてきて、ここらで人生をリセットせんと骨髄バンクに登録した主人公八神。骨髄提供で他人の命を救わんと己を誇る彼に次々と襲いかかる罠!見ず知らずの誰かの命を救うため必死の、命懸けの逃げを続ける八神。逃げても逃げても襲いかかる敵!決意の善意さえ神は否定するのか?小悪党には他人の命を救うことも許されないのか?意地でも、意地でも救う‼️結末不測、疾風怒濤の大傑作‼️🙇

2020/02/02

ehirano1

出来すぎかもしれませんが、「改心した悪党」の意地と執念、それを追いかけつつも改心した悪党を信じ続ける刑事との関わり合いは話の本筋ではないのですが、私はそこが一番魅かれました。誤解を覚悟で言えば、改心した悪党は強くてカッコいい。観ていて(=読んでいて)惚れ惚れさえします。

2024/05/11

しんたろー

『ジェノサイド』がハリウッド大作なら、こちらは傑作邦画を 観ているような感覚。主人公・八神が憎めない悪党なので共感 できて、彼と共に「すごろく」でもやっているように(知って いる場所を思い浮かべながら)一緒に逃げ回るのを楽しんだ。 剣崎&古寺の刑事コンビもイイ感じの脇役ぶりで、物語を篤く することに一役買っている。グレイヴディッガーが犯行に至る までの心情を描くシーンがあれば「完璧な物語になったのに なぁ」と重箱の隅を突いたが、謎解きのミステリとしても、 ハラハラさせるサスペンスとしても一級品だと思う。

2017/06/07

takaC

ストーリーはスピード感に富みグイグイ読み進められるのだが、読み終えたことによる充実よりも、釈然としないエンディングによる当惑の方が勝ってしまう。謎解きではなくホラーだと割り切るしかないのか?

2012/02/24

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