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分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)

分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)

作家
京極夏彦
出版社
講談社
発売日
2005-08-12
ISBN
9784062751575
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分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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がたやぴん

ようやく京極堂の元に情報が集まる。里村に続き信用度の高い榎木津がもたらす情報に注目。解剖マニアの医者と過去が視える探偵を軸に推理しなければならないというのがシリーズのお約束。無駄な想いや予断をこの二人は挟まない。とは言え、まったくわからん。今回は情報が少な過ぎないかな。全ての事件が繋がるならば、登場人物も繋がり、同一人物が出てきてその人が犯人となるしかない。ここは牧師の一点買い。理屈はなく展開からw推理は無理w

2015/12/28

セウテス

此処からは立て続けに事件が起こります。木場刑事は葉山の山中で起きた、男女数人の集団自殺事件を。前作登場の神奈川県警石井警部は、逗子湾に浮かんだ黄金ドクロの捜査に。そして幻想作家宇多川の相談に応えて、探偵榎木津に依頼に来た関口たちのもとに、朱美が夫宇多川の殺害容疑で逮捕されたと情報が届きます。バラバラだった登場人物が京極堂の家に集まり、それぞれの情報を共有する恒例のパターンで、全ての事件が繋がっている事に気付きますが、今作は難しくて何一つ解らない、情報が足りていません。なにか逸らかされている感じがします。

2014/11/05

えみ

木場修太郎、大いに戸惑う。予想以上の事件、事件の行き当たる先に髑髏髑髏髑髏の悪夢漂う混線状態…文士・関口巽の鬱が酷くなる前に京極堂が遂に動き出した中巻。怒涛の展開に眩暈が止まらない。全く関係ないと思われていた幾重の事件が繋がりを見せ始め、暗闇の中で出口を見失った迷い子たちに光が差す。精神分析学と怪異現象のマリアージュとも言うべきピタリとハマった妖しさはこれまでのシリーズとはまた毛色の違った面白さがある。そして榎木津礼二郎が登場するだけで薄ぼんやりとした墨絵物語に強烈な色が付く不思議はシリーズ通しての謎!

2020/12/27

里愛乍

知った顔が益々以て文面に次々と登場し、動き出し、ちょっと嬉しくなってしまう。しかして事件は人間関係は益々以て複雑に。モノローグの文体が独特すぎて読むだけじゃなくて、視覚的にも目を奪われる。果たして如何解決に向かうのか。後半にやっと京極さんが出てきて薀蓄云々を垂れ始める。この時点でいやほぼ最初から、私は事件について考える事を放棄していた。あとは一気に解決編を楽しむばかりである。

2017/05/29

みっぴー

中巻に来て、事件、事件、また事件です。海に浮かぶ金のドクロが数日後には身を付けて生首に!?数年前に起きた男女十人の集団自殺?天皇が二人存在した南北朝時代や熊澤天皇事件……これが一本の線に繋がるのかいささか不安ではありますが、取り敢えずパズルのピースは出揃った模様。チーム京極堂も揃いました。下巻へ。

2016/03/13

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