KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

滅びのモノクローム (講談社文庫)

滅びのモノクローム (講談社文庫)

滅びのモノクローム (講談社文庫)

作家
三浦明博
出版社
講談社
発売日
2005-08-12
ISBN
9784062751681
amazonで購入する Kindle版を購入する

滅びのモノクローム (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

森オサム

著者初読み。第48回江戸川乱歩賞受賞作。第二次大戦下で起きた出来事が現代に影を落とし…、と言う流れでしたので、社会派ミステリーとでも言えば良いのでしょうか、強いて言えば。サスペンスミステリーと言うほどサスペンスでも無し、本格ミステリーでは全く無い、探偵役がほぼ謎解きしないんで。割に文体が特徴的だったかな、オシャレ風?、気取った感じ。登場人物にも魅力が乏しく、何がどうとも言えない作品でした。

2023/05/05

カムイ

再読、ドラマを観たので、小説とは登場人物が違っていた、この手のミステリーは好きなのであるが如何せん紙幅に限りがあったのだろう、何何賞とう言う制約であろう、戦争中に起きる事件も取ってつけた感がありもっと膨らませただろう、それでも骨董などは面白く、グラバーとの絡みも良かったと思う、ドラマはウ~ンな感じでしたね、国仲涼子さんは好きな女優さんなんですけど、ちゅらさんでも観ようかな。

2020/07/23

siro

前半はなかなか話が進まなくて飽きてしまいましたが、残り3分の1辺りから面白くなってきました。派手な展開はありませんが楽しめました。だけど登場人物のキャラクターにあまり深みが感じられず残念だったかなぁ。戦時中の歴史から隠された過去。こういった恥ずかしい行いも事実あったのだろうと思うと、人間の意思の脆さ愚かさを感じます。

2014/05/20

エドワード

為政者というものは、常に思想と言論の自由を束縛しようと考えるものだ。20年程前の作品だが、時代の雰囲気が今と酷似していて驚く。月森花が気軽な気持ちで祖父の死蔵品から掘り出し、骨董市に出した舶来品の釣竿。広告代理店でCMを制作している日下の目に偶然止まったことから蘇る、ある人物の忌まわしい過去。釣竿に隠されたフィルムをめぐり、序盤の軽やかな業界物語から、一転して殺人事件とフィルム争奪戦、政治フォーラムでのクラマックスまで一気に読ませる。多少予想される筋書きだが、それはそれで待ってました!の展開になるよね。

2017/04/23

mmts(マミタス)

半分はノン・フィクションっぽい雰囲気でした。正直、現代と戦後の情景を行ったり来たりしていて、どれが確信なのか疑問でした。倉場さんが実在した人物だったために、その辺をテキトーに解釈したことに申し訳ないような気持ちになりました。想像しか出来ないけど、あの時代じゃハーフ(差別じゃない言葉が分かりません)は今以上に生きにくいだろうし。そして、釣りのことが分からないから、いっそのこと読むことを止めたくなりました。大西の風貌がどうしてもマツコ・デラックスにしか見えませんし。門外漢ばっかりだから大変でした。

2016/03/20

感想・レビューをもっと見る