抵抗論: 国家からの自由へ (講談社文庫 へ 6-4)
抵抗論: 国家からの自由へ (講談社文庫 へ 6-4) / 感想・レビュー
パリスお布団
高校生のころなぜか辺見庸にハマった。その頃は『夢の通い路』の「…ああ、駆け足になる」まさに夢見心地な筆致が好きだった。『あの声、あの目』「ノー!」のエピソードは、当時からずっと頭から離れない。いま読み返してみると、『軽蔑』のペン先から血のにじむような怒りが炸裂した文章に感じ入る。今も変わらずマスコミの頭にはうんこが詰まっている。賃上げ闘争やストは冷笑される。思い、抗う心を忘れないよう時々読み返したい。だので、Kindleで持ち歩けるようになってよかった!
2017/11/05
HALI_HALI
耳の痛い言葉ばかり。『右にせよ左にせよ、「私」のない者たちは一般に他者の「私」をも認めたがらないものです。』『戦争にもレイプにも怒らないなら、ほかにいったいなにに起こるのか。』『思え!』
2015/10/12
Hiroshi Matsui
逸見庸の「永遠の不服従のために」、「いま、抗暴のときに」 そして今回の「抵抗論」を合わせて”抵抗三部作”と、言うらしい。私もこれで三部作読めた。簡単に言えば、反国家、反マスコミ。そして誰もが疑問に思うけど(日本では?)誰も真剣に突き詰めない矛盾の追及。例えばABM制限条約から撤退し、唯一核兵器を実戦で使う研究を進めるアメリカこそ核査察を受けるべきではないのか!とか。辺見庸の考えはある意味極論だと思うので、現実的解を見つけ出す過程でぶつけ合うための意見とするなら良いと思うが、絶対に何がなんでもこうでなくては
2007/03/08
i-O
おもろ
2009/03/07
yuki
備忘録:通り魔事件
2008/06/08
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