KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫 や 55-1)

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫 や 55-1)

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫 や 55-1)

作家
山本一力
出版社
講談社
発売日
2005-11-15
ISBN
9784062752541
amazonで購入する Kindle版を購入する

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫 や 55-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

sin

大江戸ミッション・インポッシブルいや大商査網(笑)主人公達が依頼人の持ち込んできた商いに関する相談事を策を練って解決していく、商いの部分で大切なそろばん勘定と仕掛けに費やす手間や予め押さえておかなければならない諸事情とかの細部に目が行き届いている気配りに作り事だがリアリティーを感じた。連作短編で相談事が次々と関連していくところもテンポがよく、個性的な登場人物や、さりげない恋話もピリッと効いていて面白い。ただあの権力者を持ち上げておもねるところはいただけないが…

2016/02/10

ぶんこ

馴染みの町名と江戸時代の町名を一致させながら読む為に、何度も検索しました。 霊岸島は今の新川でしたか。 面白い。 江戸の町の厄介事を引き受ける4人組。 のっけから騙した平田屋がどうなったか判らない終わり方で、消化不良となりました。 その後は、拍手喝采、爽快な仕切りでしたが、最後に柳沢吉保と紀伊国屋文左衛門の人となりを読んでいて、又々違和感が出てきました。 またしても検索しました。 柳沢吉保さん、そんなに良い人でいいのでしょうか?

2015/02/02

タイ子

時は元禄、将軍綱吉のお江戸にあって、4人の若者たちが金に絡んだ厄介ごとを裏家業としてそれぞれの特技を生かして片づけていくという連作短編もの。と、いっても「必殺仕事人」みたく悪いヤツらを刀で一刀両断にしたり、かんざしで一刺しにしたり三味線の糸で首を絞めたりはいたしません。 知恵を出し合ってギャフンて始末するのです。 綱吉と言えば、柳沢吉保がでてきます。紀伊国屋文左衛門がでてきます。お馴染みの名前が出てくるので面白く読めました。シリーズ第2弾もあるので次も読みます。

2017/10/20

tengen

蔵秀、雅乃、辰次郎、宗佑たちが街の厄介ごとを請負い、鮮やかに解決する。痛快。☆大豆を大量に仕入れてしまった丹波屋、蔵秀たちはどう捌く☆雅乃をコケにした太田屋へ大技を仕掛ける☆若くして成り上がった紀伊国屋文左衛門から材木の目利きを依頼される蔵秀の父・雄之助。唯一の条件は小判での支払い、紀文の真意は?☆紀文を唸らせた蔵秀たちだが、材木捌きの真相に辿り着き、逆に唸らさせることに☆そして紀文の縁で老中・柳沢吉保と対面することになる。☆彡端午のとうふ/水晴れの渡し/夏負け大尽/あとの祭り/そして、さくら湯

2019/08/30

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

舞台は徳川五代将軍・綱吉が治めていたころの深川。商業を中心とした経済活動が急速に進み、後に元禄バブルと呼ばれ巨額の財を成す者が現れた時期でもあります。山本さんの作品を読んだ後は、とてもすっきりした気持ちになれます。取り立ててご紹介するほどの奇抜ですごい展開があるわけではないのですが・・・。時代小説ということに起因するどこか懐かしい町の風景や、悪い奴らを懲らしめるといったことから生まれる単純な共感からそう感じるのかもしれませんね♪

2011/08/08

感想・レビューをもっと見る