あらしのよるに 1 (講談社文庫 き 49-1)
あらしのよるに 1 (講談社文庫 き 49-1) / 感想・レビュー
海猫
再読。オオカミとヤギの相容れぬはずの友情。短いながらも面白い。ほのぼのしているかのように見えて時折不穏な空気が漂うのがブラックだし、なんだか可笑しい。文章にも味があるし絵も飄々としてるね。さてこの二匹どうなっちゃうんでしょうか。今回は未読の残り2冊もちゃんと読みきっちゃいましょう。
2016/01/06
へロム
新聞の書評欄で紹介されていました。絵本を大人向けに編集されたもので、読みやすくハラハラしながらも最後は心が暖まるおはなしです。2、3巻も一緒に借りたので一気に読めそうです。【図書館本】
2014/09/16
はつばあば
動物は同種を殺めない。人は、肌の色が、人種が、宗教が違うと殺戮を繰り返す。友達とは「狼の我慢とやぎの信頼を寄せ合う姿」に凝縮してると言えるのではないだろうか。
2015/02/02
takaC
もともとどちらもピュアな心を持っているから種属が違っても言葉が通じるのだろう。なんて、解釈してみたりする擦れた大人だな、自分…。
2011/09/29
井月 奎(いづき けい)
出会うはずのない者どうしが偶然に出会い、友達になるはずのない者どうしが偶然に話す機会を得て友達になる物語です。いずれかの日に会う約束をして別れます。そうそう偶然は重なることはなく、ある晴れた日に再会した時に、お互いが追う者追われる者、食べる者食べられる者であることを知るのです。オオカミのガブとヤギのメイ。姿かたちも違いますし、もちろん食べるものも違います(なにせガブの大好物のやぎなのですから、メイは)それでもしかし、心はとても似ています。その二人が仲よく話す姿の影は、丘の斜面に長く長くのびています。
2017/01/04
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