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警鐘(下) (講談社文庫)

警鐘(下) (講談社文庫)

警鐘(下) (講談社文庫)

作家
リー・チャイルド
小林宏明
出版社
講談社
発売日
2006-02-16
ISBN
9784062753258
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警鐘(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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future4227

ジャック・リーチャーがなぜファーストネームで呼ばれないのかずっと不思議だったのだが、その理由がこの巻で判明する。この呼び方が思わぬところで鍵を握ることになる。今回は元憲兵隊としての捜査能力に力が発揮され、アクションは少なめ。前作は無敵なイメージが強かったのに、今回はそうでもない。むしろ美人弁護士にメロメロで、しっかり仕事せんかい!と檄を飛ばしたくなるほど。1日に4回もやるなよ。人生で初めてと言っていいほどの幸せを手に入れたリーチャーの狼狽ぶりが面白くもある。

2019/02/08

さくさくと♪リーチャーさん、不死身認定かしら。痛々しいですが。今作の彼女は、今作限りでないとは(@_@)この先、リーチャーさんはどうするんだ?シリーズ読み進めます。

2020/11/20

タナー

自分が最初にこのシリーズを読んでから、10年くらいになる。本国では最新作を含め27作めまでリリースされているとのこと。その中の第3作めにあたる作品が本書だ。シリーズものではあるが、どこから読んでも楽しめる。実際、邦訳もどういう理由からかは知らないが、オリジナルのリリースとは全然違う順番で進められている。3作めということでかなり初期のものではあるが、ホントに面白い。ハードボイルドなタッチで描かれているのは勿論だが、本作はミステリーの要素も多い。出たばかりの新作邦訳も手元にあるので、こちらも楽しみだ。

2023/08/17

bapaksejahtera

悪漢の銃弾を受けても相撃ちになったら銃弾をも阻む鋼鉄の筋肉、飛んできた釘にも十分抵抗するネアンデルタール人並みの分厚で硬い頭蓋骨を有する主人公は無敵だ。3週間の昏倒から無事生還する結末に笑ってしまう。前作「反撃」同様いかに人間離れした獰悪残忍な狂気のラスボスにも、忠義の部下やスパイが至る所に都合よく存在するのも不思議だった。ともあれ下巻は上巻よりも遥かにテンポが良いし、残酷ショーの合間に挿入される日常の瑣事描写で調子の狂うこともなかった。何とか耐えられる範囲の作品となったと思う。

2021/11/10

まぶぜたろう

リー・チャイルド三作目。ようやくB級感にも古めかしさにも慣れてきた。■男のハーレクインみたいなシーンを読み飛ばせば、魅力的な悪役(全く大したことないんだが)、過不足ない捜査、意外な真相、そして素晴らしくサスペンスフルなクライマックスを楽しめる。■ただし本作はとても地味。昔の冒険小説(ディック・フランシスを思い出す)みたいだが、それもまた味。「やたら強いヒーローはサスペンスを醸成しない」シリーズ物のジレンマを逆手にとり、克服しているのも良い。これまで悪口を言ってすまぬ。楽しみが増えた。(○○○●●●)

2020/12/04

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