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ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

作家
真山仁
出版社
講談社
発売日
2006-03-15
ISBN
9784062753524
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ハゲタカ(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

ハゲタカという名の外資が日本に舞い降り、 不良債権、企業買収を行なっていく物語。 テレビドラマ化もされた原作だがさすがに 面白い。バブルがはじけて不良債権を 多く抱えた銀行とハゲタカのせめぎ合い.. 当時の水面下の状況が今に蘇る。 ハゲタカ鷲津に対抗する銀行の芝野と 松平貴子の構図は単純だが物語に緊張感を 与えている..あの時代不良債権に苦しむ銀行は 何をしていたのか..そしてファンドは何を考え どう動いたのか..フィクションでありながら 実は冷酷な事実だったのかもしれない.. そんな上巻だった。

2016/03/05

ミカママ

バブルの時代に金融業界に身を置きながらも、その崩壊とともに日本を去った身としては、かなり興味深い題材でした。NHKドラマも鑑賞済みだったので、読みやすかった。主人公の鷲津が身長165センチで華奢な小男、そしてジュリアード出のピアノ弾き、という設定が新鮮だった。作品中で、主人公が早朝、東京の街を歩きながら日本の空気を感じるシーンに、自分を重ね合わせてしんみりしました。このまま下巻へ。

2014/11/18

佐々陽太朗(K.Tsubota)

この小説がNHKによってドラマ化され放映されていたのは知っている。しかし幸か不幸か私はそれを観ていない。なるほど高度経済成長期が終焉し、バブルがはじけた日本を舞台に、日本的価値観と欧米的価値観の対比を軸に物語が展開していく。そして時代の趨勢として当然のことながら日本的価値観、日本的経営は一敗血に塗れるのである。もはや”Japan as Number One”とたたえられた日本の栄光は見る影もない。生粋の日本人である私として読んでいてつらいものがある。せめて下巻の中で日本人の品格の何たるかを見たいものだ。

2016/07/25

青葉麒麟

銀行員ってシビア過ぎる。

2011/06/06

アッシュ姉

読友さんのレビューに惹かれて、真山さん初読み。非常に面白い。バブル崩壊後の日本において、外資系投資ファンドによる不良債権処理、企業買収、企業再生を克明に描いた大作。実際のバブル崩壊後の日本経済を忠実に再現している流れになっており、実在の銀行や企業名も、よく似た名称で登場するためイメージしやすい。専門用語も分かりやすく書かれていて、知識欲も満たされます。池井戸ファンなら是非とオススメいただきましたが、期待以上で相当面白い!弩ハマリしました!池井戸作品を凌ぐ読み応えで、のめり込んでじっくり読んでます。下巻へ!

2014/10/09

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