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乱歩賞作家赤の謎 (講談社文庫)

乱歩賞作家赤の謎 (講談社文庫)

乱歩賞作家赤の謎 (講談社文庫)

作家
長坂秀佳
真保裕一
川田弥一郎
出版社
講談社
発売日
2006-04-14
ISBN
9784062753838
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乱歩賞作家赤の謎 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ロッシーニ@めざせ正社員

長坂秀佳「『密室』作ります」→どことなく昭和っぽい文章だと思いました。 真保裕一「黒部の羆」→救いのある結末で良かったです。 川田弥一郎「ライフ・サポート」→犯人が意外なとこにいたのでびっくり! 新野剛志「家路」主人公にはちゃんと父と和解して欲しいです。 高野和明「二つの銃口」なんだか寒気のする結末でした。

2012/12/02

MIKETOM

全員が乱歩賞作家で、五編550ページとかなりボリューミーかつ濃いので読み応えあり、ただしやや疲れる(笑)真保裕一『黒部の羆』冬山登山で遭難者と救助者の視点が交互に描かれる。そして終盤で「え、びっくり!」となる仕掛け。うまいね。騙された。でも読後感はいい。高野和明『二つの銃口』精神異常者による大量殺人ものなのだが、どこかに漂うユーモラスな雰囲気がいかにも高野節。残り三編もみな悪くないのだが、ちょっとした欠点を抱えてる印象。まあ、そうじゃないと作品が成り立たないって事情もありそう。そこをスルーすれば全部◎

2021/08/14

yamakujira

5人の乱歩賞作家を楽しめるアンソロジー。真保裕一の山岳ミステリーが収録されてると聞いて買ったら既読の作品だった。「灰色の北壁」に入ってたね。でも、おかげで3人の作家の文章を初読みできた。山岳モノということで「黒部の羆」がイチ押しだけれど、これは叙述トリックになるのかな。他の作品もそれぞれ面白かったけれども、「『密室』作ります」はピノコのキャラになじめず、「ライフサポート」はちょっとだらだらひっぱりすぎ、「家路」は達也が好きになれず、「二つの銃口」は設定が突飛すぎて、どれもまあまあだな。 (★★★☆☆)

2015/10/24

きさらぎ

このシリーズ、初読み。 この中では新野さんと真保さんの作品がよかった。高野さんは、短いがピリッと引き締まった作品。川田さんの作品、犯人はすぐに予想がついたが最後まで読ませるところがさすが。この中では、長坂作品だけが微妙だった…多分、ピノコのキャラクターのせい。可哀想な少女なんだけど、どうしても馴染めなかった。 でも、全員乱歩賞作家ということで、どれも読みごたえがあった。

2014/07/21

よっちゃん

乱歩賞作家の短編集。真保氏はホワイトアウトで見られるように登山に詳しそうだ。他の作品も楽しめた。

2016/01/03

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