KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

都市のトパーズ2007 (講談社文庫 し 26-23)

都市のトパーズ2007 (講談社文庫 し 26-23)

都市のトパーズ2007 (講談社文庫 し 26-23)

作家
島田荘司
出版社
講談社
発売日
2007-06-15
ISBN
9784062754514
amazonで購入する

都市のトパーズ2007 (講談社文庫 し 26-23) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

すきま風

とても難しい小説だった。そして2014年の今、東京は東日本大震災という大きな災害を経験した。兼ねてから起こると予測されながら、何の準備もできていない現状。首都直下型地震が来たらどうなってしまうのだろう。

2014/03/21

ソラ

【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 定年を前に人生に倦んでいた男は、自らの前に現れた美しい虎を、神々しいまでに崇高な野生と感じた。閉塞した都市空間において、その生は奇跡であり忘れていた闘いへと彼を誘うのだった。虎がやがて大きな飛翔を見せるとき、彼は人生最大の決断を迫られた。知的ダイナミズムに富んだ、都市寓話の決定版。

2007/08/24

naolog

都市評論小説(?)。ある工学系の「失敗学」、10年くらい前、たしかに話題でしたよね。新潟中越地震の時は高校生で部活をしていたのですが、盛土による地滑り現象があったとはね。しかし全体的に詩のような文章で書かれているので、島田荘司の寓話に共感できない読者はちっとも面白くない本だと思う。

2021/07/16

FeLis-IA

社会風刺が強いものは極力避けているんですが、なんとなく再読。そして撃沈。都市のシステムは人が生きるために人が造って発展してきたはずなのに、個をないがしろにする側面を持っている。それはまるで自分一人がいなくても何も変わらないと思えてしまう程。もちろん一人で生きているわけではないし、思いやりや助け合いや感謝や情だってある。自分を含め人の何がここまでの歪みを造ってしまうのかがわからない。一番悔しいのはトパーズの眼差しに答える言葉を持っていないこと。これが人間なんだよとは言いたくない。

2011/07/28

ひでそ

最初から終盤まで、延々と日本、そして東京への批判というか愚痴が続きます。読んでてウンザリするレベルです。 一つの愚痴が終わりほっとしたら、また新たな愚痴が始まる。 「また始まったよ…」みたいな感じで、読みながら何度もため息が出ました。 日本が嫌いな人なら、楽しく読めるんじゃないでしょうか? 私には残念ながら合いませんでしたが。 ★★☆☆☆

2013/12/13

感想・レビューをもっと見る