それでも、警官は微笑う (講談社文庫)
それでも、警官は微笑う (講談社文庫) / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
おぉ、これぞ警察小説の王道(期待してない商店街の福引で一等当たった感じ!? 笑) 血筋が良くて能天気・チャラい塩崎警部補が「いっちょ前」のデカに目覚めていくのがいいですね、そして100%生粋デカの「キチク」武本巡査部長goo!、他の警察小説の主人公を会話に登場させたり笑いどころも有りますぅ(笑)。
2010/10/02
文庫フリーク@灯れ松明の火
『寄付』『迎付』と妙な章立てをすると思えば、なる程納得。《陽竜銀針》は別としても茶事には疎い。武骨な武本がお気に入り。キチクは鬼畜だとばかり。国を揺るがすミッション負った林の崩れっぷりに比べ、武本なら崩れる時は竹の如く真っすぐ割れそう。武本父の言葉は《矜持》を持て、と響きました。お喋り坊っちゃま潮崎は、と言うより日明さんは、映像含め刑事ものが相当好きなのですね。合田・鮫島の名前が出ると読み友さんレビューで承知してましたが、リンカーン・ライムにとどめは岩崎白昼夢(爆)相当根性鍛えないと《翔んでる警視》→続く
2011/03/04
Tsuyoshi
「キチク」と呼ばれるほど執拗に事件を追う武骨な主人公・武村とボンボンの警部補・潮崎のコンビに加え、安住部長や麻取の面々などが組織を越えて繰り広げるやり取りの数々には微笑ましくもあり胸熱くさせられる部分も多くて飽きることなく読み進めれた。不器用でも熱い気持ちの人々が多々登場する話は読後感もいいもんだな。
2018/09/09
GAKU
初読みの作家さん。寡黙で強面、腕っ節の強い武本巡査部長と、年下で話し出したら止まらない上司の潮崎警部補が主人公の警察小説。この二人のみならず、他の登場人物達のキャラクターも良い。女性の作家さんとは思えないハードな場面もありながら、女性登場人物の描写では女性作家さんらしい所もチラホラ。600ページ近いボリュームの文庫本でしたが、長さを感じることなく楽しく読めました。第2作、3作も積んでいるのんで近々に読んで行きたいと思います。ここの所初読みの作家さん、続けての当たり。嬉しい限りです。
2020/02/20
青葉麒麟
かなりの分厚さに若干ビビっていたけれど、面白かったぁ(*´∀`)主役の刑事コンビの緩急の加減がなんとも言えない。鬼瓦顔で口下手な武本と一見軟派風のイケメンだけれどあっつい刑事魂を持っている潮崎との掛け合いがニヤリとしたり微笑ましかったり頼もしかったりしてて飽きなかった。他の登場人物も魅力的。特に安住課長は理想の上司。羨ましい限り。もしドラマ化出来たらってずっと想像してたら、潮崎=林遣都になっていた。作者が女性で吃驚した。続編を何時か読みたい。
2013/09/30
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