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竜の柩(1) (講談社文庫)

竜の柩(1) (講談社文庫)

竜の柩(1) (講談社文庫)

作家
高橋克彦
出版社
講談社
発売日
2006-07-15
ISBN
9784062754644
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竜の柩(1) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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tengen

九鬼虹人らTV番組制作チーム「アクト・ナイン」による日本神話に基づく龍の調査。ボスの宗像さんの指示。それを執拗に追跡する謎の団体。津軽、諏訪、出雲と調査を進める中、龍とは古代に地上に降りた宇宙からのロケットではないか、と確信していく九鬼たち。そして謎の団体の正体はアメリカ大使館?龍を巡る攻防は戦闘に発展するのか?ヴァチカン法王庁の関与が明らかになり、龍の伝説は中国インド東南アジアとドラゴンロードへ思いを馳せる。そしてトルコアララト山のノアの方舟伝説に繋がる。☆彡読んでいて途方もない世界観に苦笑してしまう。

2023/11/30

姉勤

ノストラダムスの予言、オーパーツやUFO、心霊モノがテレビを賑わしていた80年代後半から90年代。オウムが伸張したのもこのころか。その頃の空気感が満ち満ちた本書。謎の集団の津軽の活動を発端に、古代日本と各地の神社、神話に残された 『龍』を巡り、国際的陰謀に巻き込まれる、テレビ番組制作の主人公チーム。東北から長野、出雲へと舞台は移り、紐解くほどに謎は深まる。眉を開くか、寄せるか、または眉に唾するかは読者次第。全肯定も全否定もない、大風呂敷の文(あや)。パワースポット巡りのお供には最適でしょう。

2017/07/09

遊辺

初読は中学生の頃。竹内文書系ってすげぇ!と中二病に拍車をかける羽目になりました。あと神社巡りも好きになりましたね。地元の小さな神社でも、歴史を妄想するのが楽しくなりました。趣味嗜好に影響を与えました。既存の資料の解釈と再構成で語られる世界観はまさに圧巻。伝奇小説とはかくあるべし、なロマン満載な作品。そういえば、作中の舞台には結構行ったけど、出雲だけはまだだなぁ。いつか行きたい。

2017/02/16

ふみふむ

多くの遺跡や神話についての知識や調べがすごいと思った。謎がロマンを膨らませる。今後の展開に期待。

2011/07/28

sonata

再読。ひさしぶりに。ピラミッドもUFOも宇宙人も、それだけならトンでも説で笑ってしまうけれど、所々なんとなく説得力があるから侮れない。もしかして本当にそうかもしれない、と思わせてこその歴史浪漫。そういう点ではとてもよくできた作品。とくに地元が舞台となれば自然とテンションもあがるというもの。邪馬台国が東北にあるのでは?という説もどこかで見た気がする。東北は可能性に満ちてるなあ

2016/12/24

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