休みの国 (講談社文庫)
休みの国 (講談社文庫) / 感想・レビュー
なる
世の中にあふれている「○○の日」を集めて、それにまつわる出来事を得意の節で書いたエッセイ集。アルコール中毒で病院送りになり、大麻所持で捕まったような人なので、破天荒かつ無頼漢的なところがあるのはご愛嬌、肩の力を抜きながら楽しめる。『禁酒の日』について書いたそばから酒浸り。『サボテンの日』はサボテン好きな奥様にエッセイをジャックさせる。『売春防止法施行記念日』には売春宿に行った「知人の話」をやけにリアルに語る。そんな中で『ビキニの日』『国立公園制定記念日』など、たまに鋭い顔を見せるのがまた癖になる。
2021/04/21
そうたそ
★★★☆☆ 様々な記念日に関するあれこれを書き綴ったエッセイ。軽い内容で短いながらも、しっかり読ませてくれる。
2019/11/11
0607xxx
1年365日のうち500以上に及ぶ、記念日にちなんだエッセイ。本当に何も残らないエッセイ。解説もどきを奥さんが書かれており、自分自身の誕生日が気になってページを戻ったら、母親大会記念日という謎の記念日でした(笑)
2013/09/05
あつやきたまご
1年、365日に500近くある記念日。その中から幾つの記念日を選んで、その日についての著者のエピソードや思ったことが書いてあるエッセイ。 控えめに言ってもかなり面白かったです。 らもさんの魅力で溢れ、気持ちいいテンポで読み進められるので、とてもおすすめです。
2017/02/04
ひなた*ぼっこ
中島らもを存じ上げないのだがヤバい人っていうイメージはあって、wikiで調べたらやっぱり強烈な人物だったようだ。本書は500以上ある記念日から著者が自由に綴るエッセイ。どこから読んでもいいけどなんで11月始まりなんだろうか。パラパラ漫画もあり遊び心がある。
2023/01/18
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