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プラネタリウムのふたご (講談社文庫)

プラネタリウムのふたご (講談社文庫)

プラネタリウムのふたご (講談社文庫)

作家
いしいしんじ
出版社
講談社
発売日
2006-10-14
ISBN
9784062755252
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プラネタリウムのふたご (講談社文庫) / 感想・レビュー

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❁かな❁

いしいしんじさんらしい、とっても優しい物語♡読了後まだ胸の奥がぽかぽかし温かな余韻に包まれています♪いしいさんの作品を読むのは5作目。プラネタリウムの解説員の泣き男に拾われた双子のタットルとテンペル。出会いがあり、別れがあり、それぞれの成長が描かれる。第4章の目の見えない老女のお話で涙し、第6章でも数回涙しました。毎晩みんなが集うプラネタリウムに私も行きたくなる♪泣き男やタットルの解説、テンぺルの手品素晴らしいだろうなぁ♡騙される才覚も必要だと思う。優しい嘘に涙が溢れた*印象に残った言葉はコメント欄へ

2017/05/22

相田うえお

★☆☆☆☆そっかー!この作品の雰囲気をどこかで感じた事があるなーって思ってたんですが、、、あるお気に入りさんの感想読んでたら、宮沢賢治風と表現されてまして、あー!なるほど!と。大人のための童話みたいな感じで読者を選ぶかも知れません。映画でいえばチャーリーとチョコレート工場みたいな、ディズニーランドでいえはイッツァスモールワールドみたいなイメージ。ただ芯のあるストーリーではなく、小さなイベントのかたまりが連なったような平坦な長編。ページ数も多いことから途中で集中力が切れかかりました。ページは半分でいいよ。

2016/09/24

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

星の見えない村のプラネタリウムで双子の赤ん坊が拾われた。彗星の名前にちなんでテンペルとタットルと名付けられ 解説員の泣き男に育てられた。テンペルは手品師にタットルは郵便配達員をしながら星の語り部になった。双子はいろいろな人々と出会い成長していく。「この世の人は誰だって、 身近にいる誰かに、魔法のような気分を味わってもらうため、こっそりと種をしかけ驚かせる手品師です。」「ひとはみな、うしろにまわした六本目の指を、密やかにつなぎあっているのです」 こんな素敵なフレーズが味わえる暖かくて幸せな物語です。

2021/03/18

ちょこまーぶる

作中に入り込めなかった残念な一冊でした。内容がどうの?というわけではなく集中して読めなかったことがその原因だという事だと思う。なので、感情的にもなれないのだが、二人が育った環境で培われたそれぞれの感性が垣間見え、共感できる言動も多かった。また、作中で手品師テオの「客席で見守る者たちにとって、その演技が一生他に、かけがえのない出来事に思えたなら、その手品師は誰だって、世界一とよぱれるにふさわしい」というありふれた言葉が妙に胸に刺さっていて忘れられない言葉になりそうです。読後は、星を眺めたくなりましたね。

2015/06/23

Rin

プラネタリウムに捨てられたふたごの物語。始まりはプラネタリウム。そして彼らの名前も星からとられテンペルとタットル。やわらかな文体で現実世界のような、そうでない違和感がある世界のよう。プラネタリウムを通じて眺める正座たち。その物語を聴きながら宇宙を感じる。ふたごは成長し、それぞれ別の道を歩んでいく。物語は切り替わりながら進むので、進む道の違いが比較でき、現実の不条理や厳しさもありながら、騙されることの幸せや楽しさを感じる。離れていても夜空の星を眺め繋がりを信じる。厳しく悲しい、でも強さと優しさのある物語。

2015/11/27

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