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ネジ式ザゼツキー (講談社文庫)

ネジ式ザゼツキー (講談社文庫)

ネジ式ザゼツキー (講談社文庫)

作家
島田荘司
出版社
講談社
発売日
2006-10-14
ISBN
9784062755320
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ネジ式ザゼツキー (講談社文庫) / 感想・レビュー

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勇波

ほぼ10年ぶりの『ザゼツキー』です。これぞ御手洗潔というパワー推理で物語が爆進していきます。終盤とっ散らかった感がありますが、でか過ぎるスケールの奇想の前には細かい事は気になりませぬ。記憶喪失+現実乖離→驚愕浪漫真実という方程式はもはや御手洗氏の十八番です。どの探偵にも真似出来ないと思いますよ。近年で出された作品の中で近い物では「アルカトラズ幻想」でしょうか?これも面白かったな。島田先生には御手洗物でなくてもいいのでこういった奇想あふれる作品をどんどん書いて頂きたい★

2017/02/23

Tetchy

久々の御手洗物らしい小説を読んだという感じだ。『タンジール蜜柑共和国の帰還』という奇妙な内容の童話について解析をする趣向は過去の作品『眩暈』を想起させ、人の五体を解体してネジ式の関節をもつ義手・義足をつけて作るゴウレムはデビュー作『占星術殺人事件』のアゾートがすぐに浮かんだ。ただ事件が複雑すぎて明かされた真相もものすごく作られた感じがした。謎がものすごすぎて、論理的に解明しようとするために、無理を生じているような感じがした。

2009/10/25

やっちゃん

ゲェー!!ネジの超人!!ここ数作は御手洗潔には楽勝な推理だったが、今作はしばらく抑えられていた科学の知識を存分に披露してくれた。その雑学的豆知識が楽しくて肝心のトリックは、お、おう‥とおまけに感じてしまった程でした。

2023/01/30

coco夏ko10角

御手洗潔…やはり天才だった(もう何度目か分からない再確認)。スウェーデンで脳科学の研究をしている御手洗のところへやって来た記憶に障害のある男性・エゴン。エゴン作『タンジール蜜柑共和国への帰還』でのぼくとルネスのやり取りや夜の景色が素敵。そして27年前に起こった殺人事件、この死体が凄い……。色んなことが繋がっていって5W1Hが解決していく様はお見事。さすが御手洗さんである。

2015/03/31

ごま

再読。どうも石岡さんが登場しないと御手洗さんが普通の人っぽく見えてインパクトを感じない・・と再読を躊躇っていたのですが、久々に読むとやっぱり面白かったです。部屋から出ないまま、PCの検索と電話のみで事件を解決してしまうお手並みはさすがでした。海外で暮らしている方が生き生きして見えるのが御手洗さんぽいですね。タンジール蜜柑共和国への帰還は、それだけで読んでも興味深いお話。ゴウレムの部分は気持ち悪かったです・・

2013/08/21

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