死の開幕 (講談社文庫 て 13-3)
死の開幕 (講談社文庫 て 13-3) / 感想・レビュー
KAZOO
ディーヴァーの初期の作品だそうです。わたしはこの主人公の本は未読でしたのでディーヴァーということでなければ手に取らなかったと思います。女性が主人公で敵は爆薬を使う人物。まあ水準的には面白いと思いますが、やはり文春文庫から出ている作品群の方がハラハラドキドキ感が大きい気がしました。
2018/07/18
Tetchy
ジェフリー・ディーヴァーと云えばどんでん返しと云われているが、最初期の本書も正にそう。なかなか予断を許さない展開を見せる。ただ描かれる映像業界の内幕と爆発物処理班の日常そして爆発物処理の過程は確かに読み物として読み甲斐はあるものの、読書の愉悦をそそるまでには届かなかった。この辺はまだ作家としてのスキル不足、若書きの印象を強く抱いた。私はこの作品からどのように今、常に絶賛を以って新作が迎えられるようになったか、つまり“化ける”ようになったかを発表順に追っていくことで見ていこうと思う。
2010/11/30
α0350α
最初はルーンがあまり好きになれなくて話に入りにくかったんですが、いつの間にか夢中になってました。〈イエスの剣〉のメンバーの正体も驚きでしたが、シカゴの話はもっと驚きました。どんでん返しは相変わらずなんですね。面白かったです。
2015/01/25
おぎにゃん
「イエスの剣」による爆弾テロと、その犠牲になった、ポルノ女優のシェリー…舞台女優としての最高の才能を持ちながら、経歴故に夢を摘み取られ続け、やがて悲惨な最期を遂げる。彼女への鎮魂と、自らの野心のため、殺害犯人を探すドキュメンタリーを撮影する主人公のルーン…主人公ルーンに萌えた。とにかく可愛いのだ。パンキーで無鉄砲で、子供好きなルーン。身近にいたら楽しそうだ…もちろん、作者の真骨頂、どんでん返しの連続技も十分に堪能。ラストのルーンの選択には、思わずホロリ。大傑作である。
2014/05/24
琴華
主人公ルーンになかなか馴染めず、前半は手こずりました。後半からは先の展開が気になりグイグイ引き込まれました。が、思いの外あっちの犯人もこっちの犯人たちもあっさり片付いて、ディーヴァーお得意のどんでん返し無し?と油断してたらやっぱり有りました。ただリンカーンシリーズ程のインパクトは無かったかな…?と。
2016/01/13
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