富士山大噴火 (講談社文庫)
富士山大噴火 (講談社文庫) / 感想・レビュー
ちょこまーぶる
とても面白くて、先がどうなるかワクワクできる一冊でした。富士山の噴火という誰もが危機感を持っていることを、その予知に関する専門家たちの駆け引きや噴火後のパニック状態の描写がなどが、非常に読みやすく書かれているのでページを捲るスピードが速かったですね。でも、読み進めて現実に噴火が起こった時には、この小説に描かれているような比較的スムーズな政府の動きや死者数を含む災害状況で済むのだろうかと言う不安感も増したことも事実です。ただ残念なのは装丁画をもう少し考えた方が読者も増えるのではないかなと思いますね。
2015/11/12
とも
★★★☆内容は単なるパニックものなれど、よく検証された内容は鯨らしい。現在の地震予知は不可能と言った自信研究所の発言は事実であり、その中で火山余地を科学的に解明し結論づける技術は「邪馬台国~」を彷彿させる。ただし、結論はありきたりで少々お粗末か。
2015/03/14
coco夏ko10角
『北京原人の日』未読だけど多分問題無し。富士山大噴火なパニック小説。後半読んでてハラハラ。作品の政府は理解・対処すごいけど実際はこういかないだろうなぁ。
2017/11/05
青葉麒麟
富士山を毎日拝んでる静岡県民としては洒落にならないお話しだった(T_T)噴火したら何処まで逃げれば良いんだろう(>_<)多分、火山弾が直撃しそう。此の作家、覆面作家だと初めて知った。道理で毎回趣向が違うと思った。
2012/08/12
TheWho
「邪馬台国はどこですか?」等のハチャメチャで報復絶頂な歴史解釈で異彩を誇る著者が、太平洋戦争前後の近現代史の謎に挑むシリアスな歴史ミステリー「北京原人の日」に続く第2弾。物語は、前作に登場したカメラマンと女性雑誌記者が地震予知を的中させた女性天文台職員と出会い、それに絡む様々の人物が富士山噴火を予見しながら、実際に富士山噴火に至る大災害パニックに展開する。解説にも書いていたが、読み進めながら小松左京の「日本沈没」を彷彿とする展開だった。正に著者の多彩な面に驚愕した一冊でした。
2017/04/02
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