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ハゲタカ2(上) (講談社文庫 ま 54-3)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫 ま 54-3)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫 ま 54-3)

作家
真山仁
出版社
講談社
発売日
2007-03-15
ISBN
9784062756877
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ハゲタカ2(上) (講談社文庫 ま 54-3) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

繊維業界の老舗「鈴紡」(モデルは「鐘紡」)の落日とそれを買収しようとする「月華」(モデルは「花王」)を中心に虚々実々の駆け引きが繰り広げられる。読み応えは第一作を凌駕する。かつては栄華を誇った名門企業が崩壊していく姿に経営者の責任とは何か、会社は誰のものなのかを考えさせられる。

2016/08/02

アッシュ姉

ハゲタカシリーズ第二弾も面白い。下巻も非常に楽しみ!上巻はカネボウの買収合戦がモデル。化粧品事業の行方を巡る迷走劇を中心に、分かりやすくドラマティックに描かれている。方々の様々な思惑が絡み合い、結果としてあのような形になったが、白斑症状問題で大規模自主回収の騒動に発展するとは、当時は予想もつかなかっただろう。第一弾に比べて、鷲津が大人しい。そして、外見と内面のギャップにますます違和感。ゴールデンイーグルの異名のとおり、精悍なイイ男でいいんじゃないかしら。貧相で冴えない中年に拘るなら、モテモテ要素は不自然。

2014/12/01

Satomi

ベルボックスという秘密の箱。高度経済成長を支えた裏側で決して表には出せない秘密の数々。代々引き継がれた負の遺産。それに食らいつく鷲津の執念、まさしくハゲタカ!!鈴紡=カネボウ、月華=花王、鷲津=大森南朋、ドラマと現実に起きた買収劇が、ごっちゃになりつつも脳内変換。当時、社内は相当混乱していたであろう事は想像に難くない。経済小説でありながらアクション映画のようにスリリング!!エキサイティング!!まさかの結末を迎えた買収劇…鷲津のその後は!?!?下巻へ。

2015/07/19

青葉麒麟

内容の半分も判らないけれど、登場人物達の丁々発止のやり取りがとても面白い。社長や会長クラスの人間が会社を自分のモノとして考えるのは日本の昔からの悪い体質らしいけれど、判らなくはない。取引される額が桁外れだから今一ピンと来ないけれど、現実社会の何処かで実際に起きていたりするんだろうなぁ。ドラマ版の鷲津は一寸真面目過ぎるような気が。大森南朋は良い俳優だとは思うんだけれどね。

2013/09/16

PEN-F

相変わらずの面白さ。スリリングな企業買収の攻防に目が離せなくなります。金融小説とか医療小説とかでありがちな専門用語が飛び交います。特に気にせず読み進めてるけども、ぶっちゃけ言葉の意味は分かっていない。そういう単語が気になってググる人と意味が分からなくても読み進めてしまう人。俺はもちろん後者です。

2021/12/16

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