中国の歴史 近・現代篇(一) (講談社文庫 ち 1-63 中国歴史シリーズ)
中国の歴史 近・現代篇(一) (講談社文庫 ち 1-63 中国歴史シリーズ) / 感想・レビュー
かふ
やっと読み終わった。長いはずだ。624ページもあったんだ。電子書籍だからページ数わからないけど、なかなか読み終わらないはずだ。1995年の日清戦争敗北から1905年の孫文が「中国同盟会」設立まで。10年を624ページかけて説明する。1年60ページぐらいになる。革命は一日してならず、紆余曲折して、孫文が日本で中国革命の基盤を作った「中国同盟会」設立なのだ。それも日本で。日露戦争によって日本の近代化を世界に示していた。中国は清の時代で、清の満州族から、漢民族の中国へという民族主義的なものがあった。
2021/08/13
閑
同著者の『中国の歴史』シリーズの清朝末期から辛亥革命まで詳細にを扱った本。1巻は日清戦争敗北、戊戌政変、義和団事件、同盟会設立まで。変法により上から改革しようとする康有為ら変法派と、武力により下から改革を目指す孫文ら改革派、その両者にとって最大の敵である西太后ら保守派、その闘争にさらに列強各国が加わって血生臭い歴史を展開する中国版幕末~明治維新といった感じ。知らない人名・用語のオンパレードでもぐいぐい引き込んで読ませてくれる筆致は『中国の歴史』1~7巻同様なので、前作が面白かった人には是非おすすめ。
2011/09/23
亀様
日清戦争の敗退~中国同盟会設立あたりまでがこの巻では書かれています。 当たり前ですが、相当な数の人物の名がでてくるので、頭の中で整理するのが大変でした。 義和団事件と中国同盟会のような諸革命(改革)団体のことが中心となって書かれており、その中心人物である康有為と孫文については特に詳しいです。 知らなかったことが多々書かれており、大変参考になります。個人的に、アムール河の流血のところで左宗棠のことが書かれていて嬉しかったです。
2007/10/13
せきも
1巻は中国の清朝末期の辛亥革命前の歴史について描かれています。西太后が政治を握り、光緒帝を中心とした戊戌政変など改革のための様々な運動が詳細に記載されています。 辛亥革命までに、こんなにたくさんの反政府運動が起こっていたことは知らなかったですね。
2017/05/04
じろう
中国革命への日本人の寄与が中国政府によって消されている中この本で日本人関与の深さを再確認した
2017/04/29
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