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チェルシー (講談社文庫 さ 89-1)

チェルシー (講談社文庫 さ 89-1)

チェルシー (講談社文庫 さ 89-1)

作家
桜井亜美
出版社
講談社
発売日
2007-06-01
ISBN
9784062757577
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チェルシー (講談社文庫 さ 89-1) / 感想・レビュー

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5 よういち

自殺志願者が集うネット掲示板『メビウス』で知り合った男女4人が、そのうちのひとり、チェルシーが企画した集団自殺旅行『フェアウェル・ツアー』へと旅立つ。◆『自殺』というテーマを扱った作品。死への旅を選択した若者たちがとる行動や心の動きが比較的淡々と、それでいて流麗な文章で語られる。◆正直、好きなテーマではなかったのだが、結末が気になって読了。彼女たちの心の奥底にあるのは、『必要とされている自分』『価値ある自分』への憧れ。人間が社会で生きていくうえでは『承認する・される』ということがとても大切なことだと思う。

2019/05/07

aof

10代の頃、大好きだった桜井亜美。本棚の奥から出てきたので久しぶりに読んだ。 、、、若い!なんかなにもかもがおままごとみたいだ。 でも、そう思う自分は若い頃と比べてなにが失われたのかなーとか思った。

2020/03/10

yamakujira

SNSの自殺サイトで仲間を募った女子高生が、男女4人の自殺旅行に樹海へ向かう。レンタカーを借りて樹海で練炭自殺する計画は、運営サイトの摘発から捜索がはじまったことで4人の間に亀裂ができてしまう。命は大切だ、信じる人と出会って生き直す、なんて陳腐な再生の物語じゃなかったのはいいけれど、物語はどうにも薄っぺらく感じてつまらない。でも、この浅薄さこそが、実際に集団自殺を企図する心理状態を映してるのかもしれない。わずか150ページでさらりと読めるから、若い人が読めば胸に響くのかも。 (★★☆☆☆)

2021/08/04

うさぎ

【再読?】読了本の山の中から発掘した本。読んだ記憶がない…よみ終わっても過去に読んだ気がしないので、読んでないのかも知れません。なかなか共感する事が難しかった…寿命を全うしたいタイプなので…生きてりゃ辛い事も苦しいこともあって、そんな時の方が生きてる感じがする。この作家さんは私には合わない気がします。

2021/06/06

さち

全体的に痛々しい。内容が重いので、ずーんとなる。心は死にたいけど、体が拒否する。でも、助かってよかった。2人ならなんとかなりそうな気がする。

2012/05/09

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