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水の伝説 (講談社文庫)

水の伝説 (講談社文庫)

水の伝説 (講談社文庫)

作家
たつみや章
出版社
講談社
発売日
2007-07-14
ISBN
9784062757904
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水の伝説 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

イジメにあい学校に行けなくなったぼくは、東京から白水村へ山村留学することになった。そこには兄のように頼りになる同級生もいて、今度こそ上手くやっていけそうな気がしました。でもある大雨の日に・・。神さま3部作第3弾。最初はちょっとまったりとした感じでしたが、中盤からは勢いよく読めました。なによりも光太郎の成長が嬉しかったです。そしてただやみくもに木を植えさえすれば良いという問題ではない、ということを教えられました。贅沢を言えばもう少し河童の活躍を見たかったかな。★★★★

2011/09/28

いくっち@読書リハビリ中

神様三部作。確か二作目の「夜の神話」も都会から田舎暮らしを始めた小学校六年生が主人公だったなあ。こちらの主人公光太郎は、都会に馴染めず山村留学を始めた小学校六年生。乙女ヶ淵でカッパのような生き物を助けたことから始まる夏の出来事。神様や妖怪たちに触れる冒険小説の体を取りながら、森林崩壊を訴えている。

2013/06/28

Te Quitor

表紙の男の子の絵が どうも苦手でなかなか読む気になれなかった本。可もなく不可もなく面白かった。この本は現代のたくさんの問題点も、テーマとなっているように感じられた。(いじめとか環境破壊とか、メッセージ性が豊か。)特に、人の手が入った「自然」というものを深く考えさせられた。夏休みの読書感想文で書くと 先生に褒められそうな本だなぁ。

2012/02/13

miroku

人と自然と神。 たつみや章は、この三者の理想の関係を、素直に語っている。 真直ぐな物語が心地よい。

2010/05/18

おすとりっち

不登校だった主人公の少年が山村留学した先で体験した山の神さまたちとの不思議な出来事と、それを通して描かれる主人公の精神的な成長と、育まれる友情の物語。元は児童文学だっただけに、小学生の主人公の一人称で語られるので最初は戸惑ったけれど、読み進んでいくうちに気にならなくなりました。それよりもこの物語が予想以上にしんどかったのは、主人公がいじめを受けていた記憶。自分も小中学生の時にいじめられていたので、彼の心情がわかりすぎて読んでいる間涙が止まらなかったです。良くも悪くも印象に残る作品でした。

2017/06/13

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