死水 (講談社文庫)
死水 (講談社文庫) / 感想・レビュー
yamakujira
家族を失った悔恨に苛まれる早瀬は、釣り好きの大道寺に雇われて幽川のリバーキーパーとして河岸の小屋で暮らす。伊豆沼で他殺体が発見され、小屋近くの森から山火事が発生して焼死体が発見され、さらには会社が傾いた大道寺も行方不明となり、早瀬は居場所を失っていく。事件の裏にブラックバスの密放流を置いたのはおもしろい。でも、ラストの対決が呆気なくて残念、犯人には生き延びて次の場所で粛清を続けてほしかった。ブラックバスの問題は単なる外来種問題とは別であることを、理科や生物の授業で教えるべきだろうなぁ。 (★★★☆☆)
2021/02/05
詩界 -うたか-
#読了 #死水◆川の管理をしている早瀬に樹が変な話をする。「去年、伊豆沼で若い男性が死んだけれどその人はブラックバスを放っていたの。あっという間に増殖されたブラックバスは他の魚を消したのよ」「その男を貴方の知り合いが殺したとしたら?」そしてある日の夜、森に火がつけられた。一体何が起ころうとしている!?◆スロースターターなサスペンスですが大きな盛り上がりがないのが残念なところ。
2020/02/19
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