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高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫 し 80-2)

高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫 し 80-2)

高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫 し 80-2)

作家
小路幸也
出版社
講談社
発売日
2008-02-15
ISBN
9784062759731
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高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫 し 80-2) / 感想・レビュー

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りゅう☆

10人目の死体を見つけた僕。僕を理解してくれる鎌倉のばあちゃん、成績優秀で金持ちでみんなの信頼の厚い同室柊さん、貧乏だけど色々なことを知ってて犬笛が聞こえて僕を義眼にした責任を感じてるルーピー、隣家の幼馴染の女の子ケイト、柊さんの叔父で僕の精神科担当医田村先生、船長が留守の間、家の留守番をするベイサン、優しくて綺麗な歌声を持つ真理子先生など僕ことギーガンの周りはいい人ばかり。だけどギーガンは無表情しかできない。好きだった父が原因不明の自殺した時の第一発見者もギーガンだった。そしていつもその現場で見かける→

2021/03/17

セウテス

【デビュー作品の世界】第2弾。と言っても人の繋がりは全くない、同じ町や設定の物語のひとつだろう。この町の小・中学校の少年少女たちが経験する事柄を通して、大人になった今の私に「忘れないで欲しい思い」を伝えている様に感じる。事故で片目が義眼となった少年は、小さい頃から遺体を見つける事が多かった。ある日突然、父親が自殺してしまい、その答えを探す事になるのだが、前作同様ミステリとは違う。ある人たちにとっては、自分と他人の違いを区分する事で納得するのだろう、という事は解る。でも私は同じ人が、右も左も向くのだと思う。

2021/03/11

はつばあば

今日は「人面町四丁目」を読んでいたが、今の気分では無いと次に手にしたのは、この小路幸也さんの作品。?と思うほど似たような霞がかかったような雰囲気。人面町は大人の男性、こちらは喜怒哀楽を表現できない小学生。そりゃ一番最初に死体を見つけるのが・・ましてや大好きな父親の死までもなんて残酷過ぎる。それでも登場人物達の優しさに溢れた内容に、「生きる」大切さを説いている

2017/12/04

はらぺこ

『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編(?)。ベイサンとの会話で『空を』の後日やと分かる。人物名を忘れてしまったので『空を』が手元に無くて確認出来ないのが辛い。 3作目は無いんかな?その後のギーガン達が気になるし、鎌倉のばあちゃんとか黒いコートの男とか何者なのか気になる。 自分も子供の頃は自転車のスタンドは使わずにガシャンと倒して置いてたんで懐かしかった。 不満は残るけど好きな作品でした。 

2011/05/09

まさきち

「空を見上げる古い歌を口ずさむ」に続く小路幸也さん作品。全体を通して感じられる優しさに心穏やかにしてもらい、ラストの展開の中で大事なものを教えてもらえたように感じられる好きな作品です。読後感も爽やかで本当に良かったです!

2014/02/22

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