双樹に赤鴉の暗―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫 た 95-9)
双樹に赤鴉の暗―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫 た 95-9) / 感想・レビュー
鶯@芒羊會
まんまと騙されて最後にちょっと混乱。でも面白かった。前巻に引き続き、薬屋サイドでは座木さんに注目、な巻だった。高遠とリベザルのワンシーンも好き。だんだんと変化していく高遠さんの周りも気になる。
2013/08/06
空猫
再読。魔というのは,とても強くて怖くて悪いヤツで,対象を地獄に一直線につれていくのではなくて,カブとアルのような存在なのだろうと思う。煽動と虚言,小さな実力行使を織り交ぜ,一瞬の快楽・浮揚で幻惑しつつ周囲に毒気をばら撒き,辺り一面を確実に不幸へ堕落させていく上,それを世の当然だと考える連中。だからこそ,そうした悪魔に打ち克つ手段は,外敵を滅する力と策ではなく,自らの尊厳と矜持に殉じる精神ということになるのだろう。
2017/01/10
シュウ
最初に引っ掛かりを覚えたはずなのに、見事に忘れて引っ掛かってしまった。
2022/02/12
まり
再読。すっかり「ゼンさん」が唐沢だと思い込まされた。すべては「ぜんざい?甘そうな名前」と唐沢の名前を揶揄してたせいだと気づいた。秋の、儚さが見えた回だと思います。正義とは己の心に翳し、裏切らないこと。このシリーズはいつも何か考えさせられて終わる。
2012/10/04
しゅう(callette)
時系列が前後してクラクラしたけどおもしろかった。再読だけどオチはすっかり忘れていた。人はかわる、かわれる。▼座木の停滞はここで既に片鱗を見せてたのね。
2017/07/17
感想・レビューをもっと見る