新装版 長い家の殺人 (講談社文庫 う 23-11)
新装版 長い家の殺人 (講談社文庫 う 23-11) / 感想・レビュー
takaC
これはもうタイトルありきで純粋に楽しむ推理小説なんですね。あんまり余計な詮索はせずに読めば十分堪能できます。
2016/06/20
ダイ@2019.11.2~一時休止
信濃譲二その1。デビュー作。建物の見取り図を見れば最初のトリックの検討がついた人が多いのも頷ける怪しい構造。
2013/08/23
セウテス
歌野晶午氏のデビュー作品です。私にしては珍しい事で、「葉桜の~」を最初に読んでからとなりました。デビュー作品は実際良い出来の作品なのでデビュー出来た訳ですから、作家さんの実力や相性などが分かりやすいものです。それだけに一冊で消えてしまう作家さんや、デビュー作以上の出来の作品に恵まれない事も多々ある様です。今回はミステリー初心者に良い作品だと思う。トリックも動機も分かりやすいので、犯人は誰かに絞られ読みやすい。歌野氏は一冊一冊巧くなっている、正に成長する作家さんなのだろう。そういう意味でも、次が楽しみです。
2015/04/17
HANA
細長い家で起きた死体消失。消えた死体は何故再び現れたのか。犯行現場の見取り図が巻頭にあると、それだけでわくわくさせられますね。内容は良くも悪くも新本格の骨子に沿った作品で、眼目となっているトリックを構成する動機はあるのだけど、やっぱりトリックのためのトリックという印象は受けてしまう。ただそのトリックを成立させた上で登場人物の思いもよらぬ行動による破綻等で真相が暴かれる構成は面白いかな。あとトリックについてですが、まさかそれは無いだろうと一番に切り捨てたものがそのままそれでした。いかにも島田荘司好みだなあ。
2022/06/22
とろこ
【再読】プロローグを読んだ段階で、ずっと前に読んだことがある本だと気づいた。そして、ある一つの仕掛けも思い出してしまった。が、その他のことは忘れていたので、初読と同じ気持ちで読めた。歌野氏の処女作ということもあり、(それは流石に無理があるだろう)と突っ込みたくなる点もあったが、現在の歌野氏の原点がこの作品にある、と思うと感慨深い。
2020/12/26
感想・レビューをもっと見る