空からぎろちん (講談社文庫 な 41-16)
空からぎろちん (講談社文庫 な 41-16) / 感想・レビュー
みゃーこ
らもさんのエッセイはどの分野においても趣味偏向でどんどん樹海につれていかれる怪しさがある、この人はやっぱり天才だな~、存在自体がシュールだ。こういう考え方思考様式を持つ人間を亡くしたことが本当に惜しい。男女の性について語っているところが一番おもしろかった。らもさんは根っからのフェミニストだな~って思った。
2014/05/05
読み人知らず
面白い。コピーライターとしての腕前もちらりと。のってるときの創作ペースが速い!
2016/11/13
やまねっと
中島らもの本はもう中毒のような感じで読んでいる。一定の時間が経つと読みたくなるのだ。 この本は「今夜、すべてのバーで」が書かれた頃のエッセイを中心に載っている。残念ながらエッセイとしての鮮度は古いものになっているが、とても面白い物であると思う。30半ばでこんな文章を書いている著者にとても敬愛の念を持っている。明日への希望がなくても、中島らものエッセイを読んでいると、不思議と1日を平気に過ごせるのだ。そんな立ち位置な作家である。
2020/12/02
かえで
軽妙な中に鋭い視点。中島らものセンスが爆発しているエッセイですね。 なんでもないようなことをここまで面白く表現できるのは、やはり天才のなせる技なのでしょうか。それにしても、実に真似したくなる文章だなあ。
2013/09/29
hirayama46
初出は書かれていませんが、おおよそ80年代前半から中盤にかけて執筆されたのかな。なにしろまだ昭和なので、当時の社会問題を切るにしても、トピックだけでなく価値観も古びているのは致し方ないことですね。全体的に中島らもの真面目なところが前面に出過ぎてしまっていたかな……と感じました。元コピーライターという経歴からか、要点を丁寧に扱っているぶんちょっと平板になってしまっていたように思えます。
2022/05/05
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