KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)

作家
舞城王太郎
出版社
講談社
発売日
2008-06-13
ISBN
9784062760812
amazonで購入する Kindle版を購入する

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

そる

タイトル、表紙からして軽ーい、バカップルとか出てきてサラッと読めるかなーと思ったら全然違った。短編集で、若干のファンタジーとSFが混じってるものの愛と死と人の感情について、あと小説について書かれている。好きな人(彼女)が死に絡んでる、という設定でそれについて主人公が考え自分語りが多くてちょっとくどくて飽きるところはあるけど、考えることは嫌いじゃないのでまあ良かった。「僕は僕の言いたい言葉を言うべきだったのだ。「まだ早すぎるよちくしょう!もっと一緒にいろよこんにゃろう!死んじゃ駄目だろこの大バカ大バカ!」」

2020/07/09

三代目 びあだいまおう

年齢なのか、経験なのか、性格なのか、価値観なのか、読解力の問題なのか、私にはこの作品がわからなかった。すみません。愛する者の、常識でわかり合えない叫びと、命の限りを悟った者の達観した祈り、想い、叫び。著者初読です!先入観無しに期待して読みました。オッサン感性では掬い取れなかったのかもしれません。切なく、ホント切なくはなるのですが···‼️🙇

2020/12/03

❁かな❁

「愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。」とっても素敵な恋愛小説♡舞城王太郎さんの作品を読むのは2作目。序文の真っ直ぐな言葉が胸に沁みる。柿緒と小説家の治、イヴとアダムのニオモと石原の話で特に涙が溢れた。柿緒と治のお話が中心であるが他に織り込まれるどの章でも大切な女性への愛に溢れているのを感じ胸が熱くなる。柿緒が治に本当に好きなこと、先に死んじゃうことを謝るところも涙が出る。恋愛とは結果としてどうなったかではなく、ほんの一瞬でも気持ちが通じ合ったかどうかなのだ。超愛してる♡

2017/12/21

yoshida

愛と別れ。生と死。唯一無二の舞城王太郎さんの世界観で描かれる短編集。独特の世界観だが、根底に流れるものは喪失の悲しさ。まずは「柿緒」シリーズ。柿緒と治。死ぬ定めを受け入れ、死を迎え、別れを思い出す。二人の優しさと、喪失の空虚感が読ませる。ラストの柿緒の出掛けた理由に思い至る。「ニオモ」は設定といい、展開といい舞城作品だと思う。男女をアダムとイブになぞらえ、神と戦う。二人は相性が良いのだが、恋愛は出来ない。そして二人で死線をくぐる。訪れるイブの死に大きな喪失を覚える。舞城王太郎さんの世界観が充分に味わえる。

2018/08/24

遥かなる想い

何となく恋愛小説が読みたくなって購入したが、失敗。文体が軽く今の若者は好きなのかもしれないが、人物造形がいまいちで全く入り込めなかった。

2010/11/06

感想・レビューをもっと見る