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甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯 (講談社文庫 か 107-1)

甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯 (講談社文庫 か 107-1)

甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯 (講談社文庫 か 107-1)

作家
門田隆将
出版社
講談社
発売日
2008-12-12
ISBN
9784062762175
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甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯 (講談社文庫 か 107-1) / 感想・レビュー

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黒瀬

2004年に膵臓癌で余命半年宣告後、僅か7週間でこの世を去った天才バッティングコーチ高畑導宏の生涯を描いた著作。アマチュア時代は豪打で鳴らした彼は怪我に苦しみプロ野球の現役生活は5年で終了。28歳の若さで打撃コーチに就任して藤原満、西村徳文、飯田哲也、小久保裕紀など30年間のコーチ人生で多くの名選手を輩出した彼が最後に目標としたのは高校教師・監督として甲子園を目指すこと。雪が降る中での春季キャンプでビニールハウスの使用を提案したり、先に供述した藤原へ『すりこぎバット』を勧めるなど柔軟な発想の持主だった

2019/12/01

Willie the Wildcat

日々の努力と持続力。根底は野球への思い。南海入団故の出会いが、良くも悪くも氏の人生を変える。選手と指導者の転機。但し、その機会を活かしたのは、氏一途な姿勢。数々の球団に求められた実績がその証。唯一、心残りは野村氏との”乖離”。但し、考え方によっては、教師への道が拓かれた要因でもある。”言葉”。後進指導への哲学も氏の生き様を描写。甲子園での氏の活躍を見たかったなぁ・・・。

2015/02/27

kinupon

夏の甲子園の予選まっただ中です。甲子園に出場できるのは、高校球児の中でも一握りの選手だけです。しかし、たとえ甲子園に出られなくとも、こんな指導者に巡り会えたのは一生の宝物になるでしょう。

2014/07/24

ドリル

高畠というコーチがいたのはなんとなく覚えている。記憶の中では中日とオリックスのコーチだった。一番野球を観てた頃かもしれない。田口や小久保を育てたなんてことは知らなかった。ましてや、高校野球の監督になろうとしていたことなど全く知らなかった。コーチ技術だけでなく人柄も良かったので、長い間コーチが出来たのだと思う。今のプロ野球にはなかなか名コーチと呼ばれる人が育っていないように思う。野球は選手がやるものだが、監督とコーチはやっぱり大事。今の阪神タイガースにこんなコーチがいてくれたら…と思った。(★★★★)

2019/07/11

天才と呼ばれたが、怪我に泣かされた現役時代。引退後伝説のコーチと呼ばれ、30年間プロ野球の世界で結果を残し続けた。そこからがすごい。コーチの傍ら勉強を重ね、高校教師に転身。まさに「氣力」の人だ。「人生をより豊かに、より有意義に、また生き甲斐をより高める為のバックボーンになるのが氣力である」人の為に粉骨砕身尽くす。しかし押し付けはしない。「悩んでいいない時に教えても意味がない。相談を受けて初めて自分の出番がやってくる」コーチングの究極であろう。ただドラマから本を手に取ったので、野球論が多くちょっと違った。

2019/06/21

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