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ガール (講談社文庫 お 84-6)

ガール (講談社文庫 お 84-6)

ガール (講談社文庫 お 84-6)

作家
奥田英朗
出版社
講談社
発売日
2009-01-15
ISBN
9784062762434
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ガール (講談社文庫 お 84-6) / 感想・レビュー

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男性が読めば女性に対する見方が変わると思うし、女性が読めば元気が出る作品だと思います。 私もこの主人公と同じ年代まで、もうちょっとです(汗

青葉麒麟

映画版を先に観たせいか、読んでいる最中、脳内でキャストがグルグル回っていた。男性作家なのに何故に此処まで妙齢の女性の気持ちが判るのかが不思議。「ひと回り」の容子が可愛かった。吉瀬美智子ははまり役だったな。

2013/08/19

きさらぎ

「生涯一ガール」かぁ。肩肘張らずにゆるゆる~っとさらさら~っと生きていきたいと思っているけれど、納得することばかりだった。スポーツ選手はみんな年下になり、誘われる機会が減り、結婚かマンション購入かの選択で悩み、若さに嫉妬し、怒ればヒステリーを起こしたと言われ、男には女だというだけで軽く見られる。あー世の中生きづらくなってきたなぁなんて嘆いてみても何も変わらない。もっと若さを行使しておくんだった。「男は心のどこかで、女のか弱さを求めている。強い女なんて好きじゃないのだ」やっぱり本音はそうなんだろうなぁ。

2017/09/12

Aya Murakami

講談社文庫×TBS日曜劇場「集団左遷」講談社文庫平成の100冊フェア 乃木坂文庫 若さと老いに悩むガールもよかったですが、あえてのひと回り!若いイケメン君相手に「変な虫がついたらどうしよう」とあれこれ悩む主人公の心理が非常に楽しかったです。中でも作中最強のライバルと思われる井上菜穂子のカマトト振りがナイス。消費者金融のCM嬢のような清楚さの裏に潜む計算高さを同類の主人公は嗅ぎ分けながら悶々。ただ、菜穂子のようなカマトトは自分に陶酔するというより哲学的ゾンビのような気もしています。

2019/12/15

hit4papa

30代キャリアウーマン(死語?)が主役の短編集です。いずれの作品も、大企業に勤め、仕事的に認められ始めている女性たちのちょっとしたつまずきが描かれています。女性目線からの語り口なのですが、男性読者にももどかしさや悔しさが共感できてしまのではないでしょうか。女性がどのようにとらえるかは別として、そのあたりは、奥田英朗さんの上手さ。読後感はあっけらかんとした清々しさに溢れているので、明日への活力源にぴったりの作品集です。

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