ペルソナ探偵 (講談社文庫 く 62-2)
ペルソナ探偵 (講談社文庫 く 62-2) / 感想・レビュー
すたこ
★★★★初読みの作家さん。タイトルに惹かれて購入したけど、大正解。面白かった!最近、縁がある短編連作。一つ一つのお話はドキドキハラハラも少なくて、物足りなさも感じるけど、構成や展開が面白く読み応えあり!スラスラ読みやすく、ラストの真相では二転三転で驚きの結末。最終章は少し駆け足気味だったけど、伏線はお見事!今後も追いかけたい作家さん。
2015/04/25
ヒロユキ
現実と虚構のバランス感覚がよく、ややこしくなりそうなところを綺麗にまとめあげられている印象。作中作が出てくる作品には気持ち悪くなるくらい頭がこんがらがるのを期待してしまうのですが(笑)、今作は上手くまとまり過ぎていてちょっと物足りなさはあったかも。
2012/04/22
coco夏ko10角
作家を目指し同人誌を作る男女が集まるチャットルーム・星の海。こういうハンドルネームがあるミステリー小説ってたいてい読んでて楽しいけどこれは期待以上だった。作中作も面白かったし、最後の方は「あ、それも伏線だったのか」がいくつも。今まで読んだ著者作品で一番…って、未だにウェディング読んでないや、そのうち。
2016/04/15
きっしぃ
あらすじから、歌野さんの『密室殺人ゲーム』みたいな感じを期待して読んだ、想像と違ったけどこれはこれで面白かった‼ 作家を目指す6人がHNでチャットするサイト星の海。メンバーがそれぞれ巻き込まれた事件が作中作になっている。それぞれミステリーとして読んでもなかなか良かった。 最後のストーリーは、それまでの伏線が見事に回収されたけど、頭がこんがらがるラスト(笑) カタカナの名前は6人くらいが覚えるの限界だな、わたし…(;´∀`)
2016/07/10
きあら
作家志望の6人が集うチャットルーム「星の海」。彼らの4つの作中作によって、悲劇を解き明かしてゆく。作家の志望者ならではの文体の稚拙さ含めて、4人の作家(志望)を書き分けているのは上手いと思う。書かれたのが90年代なので、ちょっと時代を感じる部分も。
2024/05/10
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