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新装版 白い家の殺人 (講談社文庫 う 23-12)

新装版 白い家の殺人 (講談社文庫 う 23-12)

新装版 白い家の殺人 (講談社文庫 う 23-12)

作家
歌野晶午
出版社
講談社
発売日
2009-04-15
ISBN
9784062763202
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新装版 白い家の殺人 (講談社文庫 う 23-12) / 感想・レビュー

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HANA

シリーズ二冊目。冒頭から横溝正史を思わせる令嬢の逆さ釣りになった殺人現場と、引き込まれる造り。最近のミステリに足りないのはこのいい意味でのこけおどし感だよね。しかもそれが単に絵になる殺人というだけではなく、トリックを構成する上で必要なギミックだったというのもポイント高い。ただ第二の殺人は兎も角、第三の事件に関しては無理があるような…。必然性が〇〇が得意というのはやっぱり無理がある。トリックを主眼に置いた新本格らしく動機から犯人を当てるのは不可能だし、明かされる動機もご都合主義なような。面白いんだけどね。

2022/06/26

セウテス

家三部作、信濃譲二シリーズ第二弾。定番である雪に閉ざされた別荘のパターン。デビュー作品で登場した、譲二と市之瀬徹のコンビのシリーズの様です。徹は山奥の別荘に臨時の家庭教師として、やって来ていた。そこで担当の少女が密室の中、逆さ釣りの死体で発見される。警察の介入を断固として拒む一族に依頼され、探偵として譲二が呼ばれる事に。メイントリックの有無だけではなく、如何に読者を欺こうかと考える歌野氏の意図は強く感じます。トリックは分かりやすく犯人の予想も付きやすいが、構成自体に仕掛けがあり油断は出来ない作品でした。

2015/04/18

ダイ@2019.11.2~一時休止

信濃譲二その2。密室モノ。動機がチョット納得できなかったが面白かった。

2013/08/23

🐾Yoko Omoto🐾

かなり正統派の「推理小説」。ホワイダニットに重きを置いた内容で面白かった。謎は単純なものであったというトリックの結末は、目が肥えてしまい驚愕の真実みたいな展開をつい考えがちな読み手にとっては拍子抜けかもしれないが、純粋に読めば十分に納得できるものである。冒頭の「新装版刊行にあたって」でも歌野氏自身が、ああいう純粋な気持ちで小説を書くことはもうないだろうと綴られているのが、この作品を象徴しているように感じた。しかし、徹がウザすぎる(-_-;)こんなキャラだったかな…。逆に譲二は前作より好感がもてた。

2013/07/19

坂城 弥生

徹がかなりうるさかった…ここまで勝手に自己主張するワトソンもいないんじゃないだろか。まあ信濃が対応悪すぎってのもあるけど。

2020/11/03

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