QED 神器封殺 (講談社文庫 た 88-17)
QED 神器封殺 (講談社文庫 た 88-17) / 感想・レビュー
nobby
実質的な続編といえるシリーズ第11弾では熊野旅行延長して和歌山へ。今作は珍しく現実の事件に入り込めた(笑)首なし死体の意味はぶっ飛び過ぎだけど…何より〈毒草師〉御名形史紋という強烈な新キャラとタタルの掛け合いがとにかく小気味よい。読者含め周囲全て置いてきぼりにする潔さに乾杯!袋とじ開けると展開される古の日本列島神社プロデュース作戦には只々唖然!三種の神器を父に母に子に重ねる考察も面白かった♬なるほど朝蜘蛛は殺さない理由はそこだったのか!? 「昔の人たちを決して侮ってはいけない」それには激しく同意するのみ。
2021/10/27
ぶち
読友さんに紹介いただいた本。すごく面白くて、嵌りまくって読みました。 "神話"と"天皇家に伝わる三種の神器"、それにまつわる神社が鎮座している"場所の秘密"。神社は偶然そこにあるのではなく、誰かが大局的な何らかの意図をもってそこに建立した結果であるという説明には、知的好奇心をたいへんにくすぐられました。 殺人事件の謎解き部分ではなく、三種の神器や神社の場所の秘密が袋綴じになっていることからもこの本の性格がよく分ります。私の趣味とピッタリです(笑)。大変面白い本を紹介くださった読友さんに感謝です。
2022/12/23
gonta19
2009/5/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。2016/7/19〜7/237年物の積読本。ventus 熊野の残照と一部かぶりながら、和歌山で起こった殺人事件をいつもの一行が解決。また、この後新シリーズの主役になる毒草師、御名形史紋も登場する。が、一番の主題は、三種の神器に関する考察。巻末が袋とじになっていたのは驚いた。
2016/07/23
ポチ
図説により京都を中心に、日本全体に祀られている、三種の神器に係る神社には、なんらかの結界が張られているようにも受け取れる。とにかく薀蓄が凄過ぎる‼︎良く調べたなぁ!と驚きでいっぱいの1冊です(^^)
2016/11/20
アルピニア
三種の神器にまつわる薀蓄が満載。三種の神器は何を示しているか、隠された意味、祀られた神社とその御神徳・・等。そして最後は壮大な図柄。奈々さんがナスカの地上絵になぞらえた大きな鏡はとても美しいと思った。でも、死体の意味については、苦笑。「毒草師」御名形は、今後も登場するのだろうか。QEDシリーズは、興味のある題材を扱ったものを拾い読みしているが、やはり順序通り読んだほうがより楽しめるのかな・・。
2020/02/04
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