絶滅危惧種の遺言 (講談社文庫 あ 46-8)
絶滅危惧種の遺言 (講談社文庫 あ 46-8) / 感想・レビュー
ライム
パンダの表紙が可愛くて手に取るも中身はえげつなく、笑える位の凄いギャップ。襲われてからパンダは実は獰猛と思い出すように、著者はやっぱり怖い人。本当かどうか不明だが、儲け話を探してて辿り着いた3億円事件の犯人の話。拳銃をズボンの前に挿し、犯人の家に単身乗り込み脅迫する、へたりこんだ男の頬にナイフの刃をピタピタ叩いて、金よこせと言ったとか。他の話の、不良な経歴を隠して航空会社の難関な面接試験を突破したとか、バーの用心棒していた時に三島由紀夫と知り合ったとかは事実だし。実に規格外でレアな人。
2024/05/19
あーさー
安部譲二さんのエッセイ集。三億円事件など、興味深い話が軽妙な筆致で綴られております。
2022/08/14
Happy
ちょっと独特な文体で読みにくい部分もありますが、内容は面白った。三億円事件とのつながりは驚き!一人で何人分もの人生を生きてる人なんだな。他人事だから笑って読んでいられるけど、こんな人生、歩きたくても歩けません。
2015/04/16
satohachi
面白い! 三島由紀夫との邂逅や三億円事件の捜査で会った昭和の名刑事・平塚八兵衛のエピソードなど。
2010/02/18
Naoya
おもしろかった。安部譲二自伝短篇集って感じ。
2013/09/10
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