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無限ループ (講談社文庫 お 106-1)

無限ループ (講談社文庫 お 106-1)

無限ループ (講談社文庫 お 106-1)

作家
大村あつし
出版社
講談社
発売日
2009-07-15
ISBN
9784062764018
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無限ループ (講談社文庫 お 106-1) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

当時、雑誌(おそらく『ダヴィンチ』)か何かで見かけ気になった作品です。至って平凡な会社員の主人公「誠二」は、とあるコトから不思議な雰囲気の女子高生からある「ブツ」を買い、手に入れます。なんとその「ブツ」は手をおくだけで、本人の‘怒り’のレベルに応じ、相手(獲物)の財産を奪ってしまうという恐ろしい’箱’でした。獲得を重ねるごとに、次第に狂気の世界へ確実に一歩ずつ足を踏み入れていく主人公の変貌ぶりがヒヤヒヤさせられます。あまり他の作品にはない発想(ネタ)と思われ、意外なラストに地味に結構、衝撃を受けました。

2010/05/20

mr.lupin

深夜の歌舞伎町で誠二は全財産をはたいて、謎の女子高生から「シルバーボックス」購入した。それは手を置くだけで、怒りの度合いに応じて相手の財産を奪う事ができる、恐るべきモノだった。皆さんのレビューにあるよように設定は面白いけど、今一つ全体的に軽すぎると言うか、緻密さに欠けているようなところが少々残念だったかな。「シルバーボックス」の100以上の数値やマイナス数値は必要だったのかな? 章が短く区切ってあり読みやすい作品だった。 ☆☆☆★★

2021/03/19

河合奈緒美

大人のおとぎばなし。映画にでもすると面白そうです。漫画を読む感じで楽しめました!

2014/09/06

るん

こんなブツ欲しい~~(笑)サクサク読めるけどぉなんだろう。。。再読はないなぁ~

2016/10/17

yamakujira

サラリーマンの誠二は歌舞伎町で憂さ晴らしをした帰り道、謎の女子高生ヨーコから、全財産と引き換えに不思議な機会を手に入れる。怒りの度合いに応じて、相手の財産を知られずに奪えるシルバーボックスって、荒唐無稽だけれどおもしろい。細かく章を区切った展開も、スピード感を感じて読みやすい。でも、誠二が浅薄すぎるんだなぁ。かすみの素性もクラブでの会話で想像できちゃうし、先輩の5千万が消えた理由も釈然としない。ネパールの子ってのも浅い同情だし、なんで金貨になるんだろう。失礼ながら、物語は残念賞かな。 (★★★☆☆)

2015/05/16

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