あらしのよるに(3) (講談社文庫 き 49-3)
あらしのよるに(3) (講談社文庫 き 49-3) / 感想・レビュー
海猫
いやはやドラマチック。ラブラブだったりドキドキハラハラしたり切なかったり。こんなにシンプルなのにこれだけのことが語れてしまうのか。読みやすくて分量が多いわけでもないのに、この満腹感。作品が持つ普遍性が力強い。実に良かったのでもっと早くに読んでおくべきだった。しばらく時間を置いてアニメ映画を見たり、小説版の方も読んだりしてみよう。
2016/01/12
へロム
「あらしのよるに」最終巻。裏切った狼仲間から逃げ延びるために、死を覚悟して川に飛び込んだガブとメイ。2匹とも何とか生き延びたが、2匹を待っていたのはもっと過酷な運命。最後までどうなるのか目が離せませんでした。ハラハラドキドキしながら、信じあうことの素晴らしさを教えてくれる良いお話でした。【図書館本】
2014/09/16
はつばあば
病院でⅡ・Ⅲ巻読了。医師に勧める(*^_^*)。ハラハラドキドキしたけれど記憶が戻って良かった・・・かどうかは、ガブとメイ次第。これを恋に例えるなら、「大変な人生?が待っているだろうけど頑張ってね。」だし、子供の世界なら・・・「仲間が増えるといいね」と。いい本を読んだ後は情けない感想しか書けない。
2015/02/03
井月 奎(いづき けい)
この物語に誂えたかのようなあべ弘士の絵もガブとメイが語りかけてくるようで、話もやきもきやきもきさせてくれて頁をめくる手が早くなります。それをもう片方の手で押さえるのです。読み飛ばしちゃモッタイナイ、って。で、雪山にほんろうされたふたりはどう考えても天に召されてもう一度、友達になるしかないだろうと思わせます。ガブもメイも。違う者どうしが幸せな友達でいるのはこの世では無理なのだろうなあ、死なしたら許さない、と思いながら、ああ、でも……あらしの夜に始まったお話しは満月のもと、静かに終わります。
2017/01/04
takaC
第6部『ふぶきのあした』、第7部『まんげつのよるに』のセット。巻が進むほど古本遭遇率が低くなるシリーズ。ようやく3巻に遭遇。
2012/10/08
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