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僕は秋子に借りがある〈森博嗣自選短編集〉 (講談社文庫 も 28-41)

僕は秋子に借りがある〈森博嗣自選短編集〉 (講談社文庫 も 28-41)

僕は秋子に借りがある〈森博嗣自選短編集〉 (講談社文庫 も 28-41)

作家
森博嗣
出版社
講談社
発売日
2009-07-15
ISBN
9784062764179
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僕は秋子に借りがある〈森博嗣自選短編集〉 (講談社文庫 も 28-41) / 感想・レビュー

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KAZOO

森さんの5冊の短編集から、シリーズ主人公以外のものを集めなおしたものがこの短編集です。全部で13の作品が収められていて、私はもう1冊よりもこちらの方が好みです。あまり森さんらしくなく抒情性の感じられる作品集になっています。「小鳥の恩返し」というのが印象に残っています。

2016/09/13

akira

短篇集。 装丁も含め大好きな一冊。短篇集5冊に既にあるものばかりだが、自選集ということで。掲載順を含めて楽しむ、ベスト・アルバムみたいな感じかも。 外国物の古典探偵物ぽい雰囲気から、キシマ先生のようなアカデミックなものまで。しかしどれも、読み終わった時に余韻を味わいたくなる。 一番印象に残る「僕は秋子に借りがある」。不思議な感じだけど、わかるこの感じ。この心に引っかかる感じは、ばなな先生の作品の読了後と近い気がした。 「ううん、それは違う。三十キロくらい歩く怠け者は沢山いるんだよ」

2014/09/25

ちくわ

僕は秋子に借りがある/森博嗣 読みました!著者の作品は未読でこれが初めてでした。なんとも不思議な短編集。「虚空の黙祷者」や「小鳥の恩返し」はミステリチックで、ミステリの短編集かな?って思ったんですけどそうでもなかった。どの作品も文章、雰囲気がとても心地よく今までに読んだことのないような感覚がありました。この感覚はなんだろう?って思ってると解説での坂本美雨さんが言葉で表現してくれているので「そうそう。そんな感じ!」ってテンション上がりました(笑)どれも

2016/10/21

coco夏ko10角

短編集持ってるのですべて再読に。初めて読んだときよりも真相が分かった状態で読んだ今回の方が面白いと感じた作品が多い。特に「探偵の孤影」や「卒業文集」、「檻とプリズム」など…。「虚空の黙禱者」がミステリ面だけでなく、夏や自然の匂いがしてきて好き。「キシマ先生の静かな生活」積ん読状態の喜嶋先生本の楽しみ度が増々。

2014/05/13

いの

人の心を掘り進むと何がみえるのでしょうか。自己と葛藤しながら有り得ない内面を暴露することがあるかもしれません。それは少し怪奇的。多分森さんの小説は初めて。先日に読書の本を読んで個性の強いイメージを膨らませて2冊の本を選択しました。その1冊がこちら。13の短編で成り立つこの本は何とも不思議で奇妙でざわざわしてくる本でした。孤独で切なくて時に恐ろしく…。私はミステリー作家として強烈な印象を持ちました。楽しめました。色々な小説を書かれているのですね。次は「すべてがFになる」を読みます。

2019/10/27

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