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帝都衛星軌道 (講談社文庫 し 26-25)

帝都衛星軌道 (講談社文庫 し 26-25)

帝都衛星軌道 (講談社文庫 し 26-25)

作家
島田荘司
出版社
講談社
発売日
2009-08-12
ISBN
9784062764322
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帝都衛星軌道 (講談社文庫 し 26-25) / 感想・レビュー

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gonta19

2009/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2018/11/30〜12/5 2年ぶりの島田作品。 タイトルはそういう意味だったのか!関西人で東京に馴染みがないので、トランシーバーのトリックには気づけなかった。

2018/12/05

GaGa

さすがベテランの筆というか、読み出したらとにかく止まらない。色々意見はあるとは思うが前後編の間にある中篇も、私はこの作品全体で考えるとあるべきだと思う。ミステリーなので多くは明かせないが、作者が一番描きたかったことが作品のタイトルとなっております。まあ、それだけでもある意味ミスリードなのだが

2010/11/10

LUNE MER

奇抜なトリックの類は登場しないが、小説としての面白さが「やっぱり島田荘司はいい!」と思わせる出来。御手洗も吉敷も登場しないけど、事件の質感としては吉敷シリーズに近い。物語の流れからすればメインではないのだけど、ラストでチラッと出てくる東京の地下網に関する都市伝説のようなくだりが本作で最も印象深い。初版時に読んで以来久々の再読で内容はほとんど忘れていたにも関わらず、この部分だけは何となく覚えていた。近年も首都圏で陥没事故が発生しているが、もしかすると…と勘ぐりたくなってしまう。知らんけど。

2022/02/19

Tetchy

本来であれば本書は中編集というべきだろう。しかし通常の中編集と違うのは、前者の表題作が前後編に別れ、しかも前編と後編の間にもう1つの中編「ジャングルの虫たち」が挿入されるという、極めて特異な特徴を持っていることだ。私は本書を1つの新しい中編、いや長編の形の試みと評価する。成功しているか否かは別にしてやはりこの意欲は買いたい。御年60を超える島田のアイデアを物にするストーリーとプロットを思いつく知性はまだ新しい本格の型を模索する貪欲さがあり、後続の本格ミステリ作家にはまだ負けないという気概さえ感じる。

2010/05/01

naolog

岐阜羽島への出張中に読んだ本。帝都がどう衛星軌道を描いているか、という点については自論と合致するところがあります。地下都市の構想については以前より島田荘司は指摘していますね。なお、全体のトリックはそれほど面白くなかったという重要な点も記しておきます。

2016/03/29

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