獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫 う 59-1)
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫 う 59-1) / 感想・レビュー
absinthe
面白い。続きも楽しみ。闘う大蛇や空飛ぶ狼のような架空の生き物が戦争に使われる、そういう時代のファンタジー。その破壊力があまりにも強力故、封印され、禁じられた飼育法に、主人公エリンが気づいていく。様々な工夫を重ねて動物と対話していく過程がスリリング。強い動物たちの支配術は、戦争の道具として注目を集めるのか?ハラハラドキドキの展開。
2020/06/08
kishikan
1巻を読んだだけなのに、ハリ・ポとかロード・リングのような壮大なスケールのファンタジー映画を見てるような気分になってくる。上橋さんは初読みだけど、こんな小説を書く日本人がいるんだと、ある種の感激。物語は始まったばかりだけど、どんな展開が待ち受けているんだろうと、もう期待感で一杯。人間の持つ心の歪を描きながら、親子愛、動物愛に溢れた物語になるんだろうな、と思いつつ、でも映画になるんだったら、日本映画じゃ表現しきれないだろうな、とかいろんな思いが交錯しつつ、とにかく次巻以降を読むのが楽しみ!
2015/04/28
よむヨム@book
★★★★☆ 星4つ 上橋先生、最初から泣かせてくれる。 エリンと母親の別れの場面や訳有りのジョウンがエリンと暮らす場面とか、こういう所に弱いんです。 どんどんこの世界のことがわかってきた所で面白さも増してきたので、早速にⅡ王獣編へ行ってきます。
2022/03/08
bookkeeper
★★★★☆ 初読。"闘蛇"や"王獣"といった幻獣たちが生息する世界を舞台にしたお話しの第1巻。幼くして母を失った少女が、複雑な出自や孤独に抗いながら成長していく。幻獣たちの生態や人の文化などリアリティたっぷりで、地に足が着いている感じ。ファンタジーはどうも苦手といった方も楽しめます。エリンは獣医的な職業を目指すことになるんでしょうか。健気な主人公、火種を抱えた政治情勢、禁忌の技の謎…ひとたび手に取ったら、続きが気になること間違いなし! 「この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを、知りたいのです」
2019/03/03
射手座の天使あきちゃん
「霧の民」の娘エリン 幸せな暮らしが、罪に問われた母の死で一転、不思議な人生の歯車が廻り出す どんどん物語の世界に引き込まれます
2009/09/20
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